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| 2009年の年明け早々、うれしいニュースが舞い込んできた。今年で23回目を数える「北海道マラソン」が大きく様変わりするという。そして、レースの終盤では北大のキャンパスがコースに加わることが報道されたのだ。 その狙いは、参加者にもっとマラソンを楽しんでもらうため。景観と自然環境を重視したコース変更と制限時間の緩和(4時間から5時間に)を図り、一層の市民参加型を目指す。この変更によって、参加人数も5千人から8千人規模に拡大されるという。 |
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| いまから遡ること5・6年前。円山競技場で北海道地区大学体育大会の陸上競技が行われたときの事。当番校として北大職員が運営に協力する一方、北大陸上部顧問・監督として奔走していたのが石井好二郎・教育学研究科助教授(当時)であった。(7ページ参照)そのとき、石井先生は陸上競技に対する熱い思いを語ってくれた。 「これからの陸上競技はね、選手の息づかいが聞こえるほど観客がトラックの脇まで近づき、一体感と迫力を楽しめるようになる。選手が走るときに風が起きるのを感じることができるんだ…。」いろいろなお話しの中で一番強く印象に残ったのが「やがては北大構内に北海道マラソンを走らせたい。」という言葉だった。 |
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北京五輪の話題で盛り上がっていた頃、陸上競技のTV画面に石井先生が映った。後々になって先生が日本陸上競技連盟の役員や日本オリンピック委員会の強化スタッフになられていたことがわかった。そして、昨年3月に北大を離れ、4月から同志社大学スポーツ健康科学部の教授となられていたことを知った。 当時の先生の思いにはどういう理由があったのか。そして、コース変更が決まったいま、先生は北大に何を期待しているのだろうか。 |
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欧米では「JAZZマラソン」と呼ばれるフルマラソンの大会があるらしい。苦しい思いで走り続けていると、遙か向こうからジャズやカントリー&ウエスタンミュージックなどの音色が聞こえてくる・・。するとランナーたちは、その音楽に励まされ、「とりあえずあそこまで!」と元気を振り絞る。ようやく目指す地点にたどり着くや否や、今度はかわいいお姉さんや楽しいオバチャンたちがチアリーディングで励ましてくれる。お笑い芸人のように「欧米か!」と突っ込まれるかもしれないが、こんな楽しいイベントがあったら、いつまでもランナーの心に思い出として残るのだろう。 |
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北大構内にたくさんの人が訪れる機会は、6月の大学祭と11月のイチョウ並木開放がある。その間を割り込むように開催される本大会は、同じようにたくさんの人出が予想される。単なるコース提供で終わらさず、大学的行事として北大をPRするための格好の場としたいところだ。 北大の素晴らしさは、緑ではなく、クラーク像でもなく、やはり人材の豊富さだ。ゴールの終盤に差しかかり、苦しい息づかいで走るランナーの目に焼きつくのは、多才でユニークな学生たちが地域住民と一体となって声援を送り、後押ししてくれる姿に違いない。さあ、スタートは、1ヶ月を切った…。(K) |
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