国際協力に興味のある方、お気軽にどうぞ
飛んでけ車いすの会平成11年えるむ賞受賞 柳 生 一 自(平成12年3月医学部卒業)

  みなさん「飛んでけ車いす」の会という団体をご存じですか?この会では,日本国内で使われなくなった車いすをアジアを中心とした発展途上国の旅行者の手荷物として送っています。手荷物として運ぶとお金がかかりません。車いすも無料で提供していただいた物です。一方で余っているものを足りないところにあまりコストをかけずに運んでいます。98年5月に設立以来170台以上の車いすが13ヵ国に飛んでいます。
  この活動の特徴の一つとして顔の見える交流を目指しています。旅行者には,直接,施設や病院などを訪れて車いすを手渡すようお願いしています。ただモノとして渡すのではなく,相手の顔を見て渡す。旅行者にとってもただの観光旅行ではなく,プラスαのかけがえのない経験が得られるわけです。
イップちゃん(5才)…大きくなるにつれて家族の
介護も大変になり車いすを希望していました。
このように車いすを必要としている人へ1台ずつ
届られています。(99年9月:マレ−シア)

  また,活動のコストがあまりかからないこともポイントです。一般的に国際援助というと,その必要資金を集めるだけで非常に苦労されているNGOが多いと思いますが,やはりコストに見合った成果を残さなければなりません。その点うまくやっている方だと思います。送り先とする国や人々についても,特に限定していません。車いすを必要としている人たちは沢山いるのですから,そこに行く旅行者さえいれば送ることができるわけです。
  当初この会を設立したときは,年間30台も送れればと考えていました。しかし,いざ動きだすと,提供したいという人,旅行で持っていきたいという人が予想以上に増えてきました。当然,世界中に車いすを必要としている人は沢山います。結果として,この会の活動が広がったというのは,その3者のニ−ズが非常に大きかったわけです。もちろん,そうなると事務局はてんてこ舞いでして,車いすをいただいて,渡して,それだけでも大変です。現在は札幌駅そばに事務局を構え,NPO法人となれるよう申請中です。
  こういった活動の中では,本当に多くの方々の善意をいただいておりまして,車いすを提供していただく方や旅行者の方はもちろんのこと,車いすのメンテナ ンスをする方,会員となって支えていただく方,また車いすの国内輸送や倉庫に関しては,札幌通運さんに全面的にご協力いただいております。本当に多くの方が善意のリレ−をして車いすが世界中に飛んでいっているわけです。
  今回,北大の「えるむ賞」を幸運にも受賞することができました。これを機に北大生の参加者がもっと増えればと思います。現在,札幌を中心として学生・社会人,老若男女が参加しています。旅行者と受け入れ先をコ−ディネ−トする事務局スタッフや会員も募集しておりますし,海外旅行の予定のある方,余っている車いすをお持ちの方は是非ご一報ください。

「飛んでけ車いす」の会連絡先(事務局)
札幌市中央区北5条西6丁目 札幌通運ビル2階
電話/FAX(011)242-8171
e−mail tondeke@anet.ne.jp
 
えるむ賞授与式

 

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