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附属図書館との共催による「北大の蔵書」展示が総合博物館2階に完成

 北海道大学附属図書館は,札幌農学校の設立以来,研究・教育に必要とされる図書を集積し続け,「知の源泉」として歴史を刻んでいます。その歴史を広く一般に公開することを目的に,北海道大学総合博物館は,平成20年7月,附属図書館との共催による「北大の蔵書」コーナーを,2階「学術テーマ展示」の一角に設けました。このコーナーには,附属図書館が所蔵する図書の中から選りすぐりの貴重本を展示し,本学の歴史と独自性を紹介しています。各収蔵本の表紙や紙面に残された「蔵書印」,あるいは購入者や寄贈者の「書き込み」からは,その書籍が図書館へ所蔵されるに至った経緯,あるいは利用された状況をうかがい知ることができます。
 今回の展示の目玉の一つは,札幌農学校初代教頭W・S・クラーク,同第2代教頭W・ホイーラーが本学へ寄贈していった図書の実物展示です。重要文化財に指定されている札幌時計台(旧札幌農学校演武場)に用いられているバルーンフレーム構造の解説や,同じく重要文化財である旧札幌農学校模範家畜房(モデルバーン)建設の際,参考にしたと考えられる図書が含まれています。これら図書には,W・S・クラークのマサチューセッツ農科大学学長時代の‘WILLIAM S. CLARK PRSIDENT MASS. AGR. COLL.’の陽刻,あるいは,W・ホイラー自身の署名などが確認できます。
 去る7月8日(火)にはW・S・クラークの玄孫Mr. Thomas G. Giese夫妻が来学され,総合博物館を訪問されました。馬渡館長と山本玉樹資料部研究員が館内をご案内した
折,「北大の蔵書」コーナーに足を止められたご夫妻は,池上重康資料部研究員からW・S・クラーク蔵書の説明を受け,祖先が遠く札幌へ残していった遺品へ思いをはせると共に,これらの貴重な文化資料を保管している北海道大学に感謝の意を表されました。

開設された「北大の蔵書」コーナー 「北大の蔵書」コーナーで歓談するW・S・クラークの玄孫Mr. Thomas G. Giese夫妻
開設された「北大の蔵書」コーナー 「北大の蔵書」コーナーで歓談するW・S・クラークの玄孫Mr. Thomas G. Giese夫妻
(総合博物館)

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