編集メモ
 
▼10月も半ばになると,市民の方からイチョウ並木をはじめ学内の紅葉状況の照会が多くなる。構内では多くの方がカメラを手にし,ファインダーを覗いている。新聞,雑誌で本学の風景写真の掲載を目にすることが多くなるのも,この季節である。競うつもりは毛頭ないが,本誌も晩秋の構内を表紙とした。
 ホームページでは,イチョウ並木の黄葉の移り変わりを見ることができる。
 http://www.hokudai.ac.jp/bureau/map/map17-2.htm
 
▼平成12年度文化人切手に,「雪と氷の科学者」中谷宇吉郎博士が選ばれた(本号16頁掲載)。中谷博士は,文筆家としても著名であり,「冬の華」をはじめとする随筆集も刊行されている。
 物理学者で,現在では文筆家として名高い,漱石門下の恩師寺田寅彦の影響が大きいと思われるが,寅彦の「心友」で同門の小宮豊隆に,「科学者が書く文章には面白いものがあるから何か書いてみたらどうか」と勧められていることから,早くからその才能が知られていたのかもしれない。
 発行された切手は,「雪と氷」にふさわしく,藍色を基調に肖像と雪の結晶が描かれている。カラー写真で紹介したかったが,写真に斜線を入れなければならないため,取り止めた。是非,実物を御覧いただきたい。