
AO入試はチャンスを増やす入試
試験の点数が取れること(つまり学力)と、研究室やゼミなどに所属して研究・勉強していくこと(もっと言えば社会に出て様々な活動をしていくこと)では要求される能力が異なることがあります。しかし、そのどちらの能力も必要なのは言うまでもありません。そのうちで、前者が通常の入試で主に審査されるのに対し、後者はAO入試で評価されていると私は思います。なので、AO入試では普通の入試では測ることのできない、あなたの能力を見せつけ合格するチャンスが存在します。
もちろん、AO入試でも学力ゼロで受かるものではなく、最低限今まで自分がやった通常の入試でも要求される物理の勉強はしっかりとしなければなりません。しかし、AO入試はほかの人よりも多くの合格を得られるチャンスだけではなく、知識・経験を得られるチャンスを与えてくれます。そんなチャンスのあるAO入試を受けてみてはいかがでしょうか?

- AO入試は、将来の分属をあらかじめ決めたうえで志望するシステムで、(分属が入学後決定される)北大の一般入試システムと補完的なものです。研究室に配属された複数のAO入学生を指導していますが、最先端の研究に対する非常に多様な可能性を見せてくれます。AO入試では、そのような可能性を見るため、入試対策など存在しません。学力が足りないが、物理的なセンスが相対的にあるというのではなく物理に対する何かを持っているということが重要です。大学入学後に物理の研究をやっていける何かがあると思われる方は、ぜひともこの入試制度を利用してください。

AO入試のすすめ
皆さんは、AO入試についてどのように考えていますか? 入試のチャンスがもう1回増えたと考える人、一般入試では自信がない人が受けるものだと考える人、あるいはこのパンフレットを見るまでAO入試が何か分からなかった人もいるかもしれません。実を言うとこれらは全て、高校時代の私が考えていたことでした。
私は高校時代から化学が好きになり、大学でもっと化学について学びたいと思うようになりました。しかし、私の学力では北大に一般入試で合格することは難しく、必死になって勉強していました。ある日、このAO入試のパンフレットを手に取り、化学だけで勝負できる入試があることを知りました。私は理数科に所属しており、化学に関する知識や考え方には自信があったので、これをチャンスと思いAO入試を受験することに決めました。
現在、この北大で研究生活を送れているのはAO入試のおかげです。高校生活で得られた経験を最大限に生かすことが出来るのがこのAO入試のいいところだと思います。あと必要なのは一歩踏み出す勇気だけ。ぜひ、AO入試にチャレンジして下さい。

- 化学のAO入試は化学分野に関する深い興味を持ち、その研究を行いたいという熱意を持つ学生のための入試です。もし、化学が好きでたまらないならぜひAO入試を考えてみてください。もちろん、大学での授業に必要な基礎学力、特に化学・物理・英語の学力は必要ですが、後の合否を決めるのは君の熱意です。

意志で開く未来
「意志あるところに道は開ける」という格言があります。私は、AO入試ほどこの言葉にふさわしい受験制度はないと思っています。私が地球惑星科学科のAO入試を受けたときのことを思い返すと、正直言って一般入試では合格できない程度の学力しか持ち合わせていなかったと思います。しかし、間違いなく他の高校生よりも学びたい事は明確でしたし、その意志を人に伝える能力にも長けていたという自負はあります。確かに、AO入試に挑戦するということは、限られた時間の中で膨大な量の受験対策をせねばならない大学受験生にとって博打かもしれません。でも、もしあなたにどうしてもこれを学びたいということがあるならば、そしてそれが北海道大学の地球惑星科学科でなければならないことならば、ぜひAO入試にチャレンジしていただきたいと思います。そして幸運にもAO入試で北大に合格することができたなら、どうか「さすがAO入試」といわれるような学生であることを目指してください。大学に入るまでも入った後も、自らの意志を持って行動することができればきっと、あなたの進む道が開けてくることと思います。

- 地震や火山の研究は、実際に火山に登って様々な観測機器を設置したり、調査船に乗って海に出て地震計を沈めたりする野外調査活動によりデータを得ることが大切になってきます。小四郎丸君のように地球のいとなみに興味を持ち、それをフィールドワークを通じて理解したいと考える受験生の方はAO入試もひとつの選択肢としてチャレンジしてみては如何でしょう。

AO入試を受験するということ
僕は最初にAO入試のことを知ったとき、これを受ければ合格のチャンスが一回増える!と軽い気持ちで受験しようと思いました。確かに、大学に入った今でもAO入試で合格できるならそれに越したことはないと思っています。全国の受験生が必死に勉強してくる二次試験を受けずに合格が決まるのですから…でも本当にそれだけでしょうか?
僕はAO入試は『逃げ』の入試ではなく、『攻め』の入試だと思っています。与えられた問題を解く一般入試とは違い、自分で自分をアピールしてこの人材が欲しい!と思わせる必要があります。そのためには自分にはこんな長所がある、こんなことをしてみせるといった積極的な姿勢でいることが前提になるはずです。僕自身AO受験をするにあたって、なぜ自分が医学を志しているのかということを深く考えることができましたし、なにより合格が分かった瞬間に「自分」を受け入れてもらえたことを大変嬉しく思いました。
充実した大学生活を送るために、AO入試を検討してみてはいかがでしょうか? 一般入試では得られないことが得られるはずです。


いまを一生懸命に
北大を志望した理由を言葉で説明するのはとても難しいのですが、それは「北大だから」ということに他なりません。幼い頃から憧れていた北大について調べ、実際に足を運んでキャンパスの雰囲気や学生の姿を見ているうちに、「北大で学びたい」という思いは強くなるばかりでした。AO入試での受験も、北大に合格するチャンスをひとつでも増やしたいと考えてのことでした。北大に対するそんな私の強い思いが、努力を続ける上での大きな支えになってくれたと思います。
AO入試を受けるに当たって、特に役に立ったことが2つあります。1つ目は看護系の生徒同士で医療をテーマにした集団面接の練習をしたことです。物事を様々な視点で考える習慣が身につき、自分が看護師になったら何ができるか、何がしたいかを考えるきっかけにもなりました。
2つ目は部活です。テニス部に所属していた私は、部活を通じて、どんなに苦しくても諦めない精神力を培いました。それは、受験勉強にも大いに役立ったと思います。
私を支えてくれたものは、すべて高校生活の中にありました。何事にも全力で取り組む姿勢は、必ず大きな力になってあなたを支えてくれると思います。

夢への実現に向けて
私にとってAO入試は、北大での作業療法士となる道を夢から実現へと導いてくれる第一歩となるものでした。
私の場合、作業療法の勉強をやってみたいと思いはじめたのは、高2の終わり頃でした。そこから、どの様に受験に取り組んでいくかを真剣に考え、最終的にAO入試を選びました。AO入試は学力はもちろんのこと、本来の自分の姿も考慮して評価していただけるので、北大で学びたいという強い意志を持っている人には最適だと思います。AO入試に興味を持ってみることで、自分が目指すことに詳しくなり、新たな発見をして自分の夢の幅を広げることができ、自分にとって必ずプラスの影響があるはずです。私はAO入試を機に、大学で何を学びたいのか、将来どうなりたいのか、作業療法士とはどういうものなのかなどを深く考えることができました。自分の今後を明確にイメージできたことで、効率良く受験勉強に取り組むことができたと思います。これを読んでくれた方も、AO入試を考えてみてはどうでしょうか。

目標に向けての第一歩
私がAO入試を受験することを決めたのは高校3年生になる直前でした。以前から興味があった歯学部にAO入試という制度があることを知り、一般入試に加えて1回チャンスが増えるからという軽い気持ちでAO受験を決めました。そのような状態でいざ受験のための自己推薦文や志望理由書を書いてみると、自分の考えがうまくまとまらず、とても苦労したことを覚えています。皆が一般入試に向けての勉強をしている中で焦りもありましたが、何度も手直しをしながら書き上げた時には自分の志望理由が明確になっており、歯科医学を学びたいという思いが強く確実なものになっていました。その時の思いは入学後の6年間の学生生活のなかでも常にベースにあり、勉強に対する強いモチベーションになっていたと思います。今振り返るととても良い経験でした。
入学後は勉強・部活・遊び・アルバイトと、とても充実した日々が待っています。入試に向けての勉強は大変なものですが、このAO入試という制度は自分の将来を考える良い機会です。そしてここで得られた将来への明確なビジョンは、その後の大学生活の指針になってくれることと思います。ぜひチャレンジしてみてください。

- 北大の全国的人気の理由の一つに、課外活動が活発であることが挙げられます。坂東さんは、入学直後の全学教育期で「新渡戸賞」を受賞、この春の卒業では総代として「クラーク賞」を受賞されました。入学から卒業まで歯学部のトップ成績を維持しながら、同時に1年目から歯学部公認団体「デンタル・フィールドワーク・クラブ」に所属し、幼稚園児・保育園児の口腔保健という社会貢献をしてきました。AO入試が求める典型的北大生です。

大きな一歩
AO入試を受けるか検討中の受験生のみなさん。私は受けることをお薦めします! 私が受験生のころ、北大にどうしても入りたいという強い思いがありました。AO入試を受ければ前期、後期入試と合わせて三回もチャンスを与えられることになります。自分の夢のために、チャレンジできることは全てトライしてみたかったから、私はAO入試を受けることにしました。
そして、何よりAO入試は一般入試とは異なり、面接やディベートがあります。これは、私自身を見つめなおし、将来についてよく考えるとてもいい機会となりました。大学に入学する前から、私は将来進む道についてビジョンを持っていたのです。どんな自分になりたいか考えること、これは大学生活を満喫するうえでとても大切なことだと、最近よく思います。
AO入試を受けるか迷っている人は、ぜひチャレンジしてみてください! どのような結果になっても、何かに挑戦した経験は必ず自分のためになると思います!

- 北の大地にあこがれて毎年多くの学生が道外からやってきます。大浦君もその一人です。天体観測のサークルに入り銀河の彼方に思いをはせながら、同時に、マテリアルの実験を着々とこなしています。北大への憧れを自分の力と責任で現実のものにすること、これがAO入試でしょう。

海鳥の研究がしたくて入学しましたが、現在カレイの生態を研究しています
高校生の頃から生物学に関心があり、将来は研究者を目指しています。入学する際、研究対象としてペンギンに興味があったので、大学では海鳥の生態を研究しようと決めていました。入学後も海鳥の研究をするつもりでいましたが、釣りサークルに入り、釣りに打ち込んでいるうちに、3年生の頃には魚類の食性を研究してみたいと考えるようになりました。
現在は、北海道北部に生息するマガレイ稚魚の食性について研究しています。マガレイはカレイ類の中でもよく知られた魚ですが、海域による稚魚の食性の違いや成長に最適な水温など意外にも未解明なことも多いのです。稚魚は体長0.5〜1.0mm程度の海底に生息する生物を捕食していることが多く、最初はその小ささや初めて見る生物であることから、分類が難しかったのですが、関心を持って見ていくうちに分類できるようになりました。なんとか研究結果もまとまってきており、この春には学会でその成果を発表できる見込みです。研究していると、まだまだ知識不足を感じますが、サンプリングや結果をもとに考察することなど楽しいことも多いですよ。

- 水産学部にAO入試で入学してくる学生さん達は、一般入試の学生とは少し違います。元気、快活、積極的、発想が柔軟、趣味が多い、そしてどこかのんびりしたところも。小林さんもAO入試入学者らしい学生の一人で、絵を描いたり、写真をとったり、釣りに行ったりと、実に多才です。気味の悪そうな魚を見ても、真っ先に触ります。卒論も真面目に取り組んでいて、学会発表も予定しています。大学院に行ってもこのままがんばって、社会に役立つ人になって下さい。
さて、これからAO入試で入学する皆さんは、水産学部でいったいどのような個性を発揮してくれるのでしょうか?
今から楽しみにしています。








