北海道大学の歴史の最初の頁は,1876(明治9年)8月,日本最初の近代的大学である札幌農学校の開校式によって開かれました。開拓使の招聘により同校の教頭として赴任したマサチューセッツ農科大学長ウィリアム・S・クラーク先生は,在任期間はわずか9か月でしたが,「Boys, Be Ambitious!」の言葉とともに,本学の歴史に大きな足跡を残しております。
北大が「フロンティア精神」「国際性の涵養」「全人教育」「実学の重視」を教育研究の基本理念として掲げているのは,草創期にさかのぼる建学の精神をよき伝統として受け継ぐものです。北海道の広大な自然と四季折々に彩る美しいキャンパスは,これらの理念を実現するために絶好の環境であり,毎年,全国47都道府県からあまねく若人が集い,ともに学んでいます。日本の基幹総合大学として最も多い12の学部,17の大学院研究科等は,人文・社会・自然科学のほとんどすべての領域をカバーしています。日本そして世界をリードしている研究分野を擁しています。
北大における教育の特色は,あらゆる学問の基礎を固める1,2年次の教養教育を重視していることと,高度な学術とプロフェッションを追求する大学院教育に力を注いでいることにあります。本学の教育理念の1つである「全人教育」は,どのような専門にも欠かせない教養科目(コアカリキュラム)を中心とした教養教育,そしてゼミや論文指導などの少人数教育に力を入れることによって具体化しています。大学院への進学者の数が近年飛躍的に増大し,特に理工系の学部では卒業生の3分の2以上が大学院に進学しています。また,高度の専門的職業人を養成するための専門職大学院の設置にも力を入れ,法科大学院,会計専門職大学院,公共政策大学院が設けられています。多くの学生が,高度の専門的知識を持つプロフェッショナルや研究者を志望するようになっています。
意欲あふれる皆さんが入学されるのを,心からお待ちしています。 |
北海道大学総長
中 村 睦 男 |
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| ■北大の歩み |
| 1872年 |
| 開拓使仮学校が東京芝増上寺内に設置される |
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| 1875年 |
| 開拓使仮学校を札幌に移し札幌学校と改称される |
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| 1876年 |
W・S・クラーク博士着任(7月)(1877年4月離任)
札幌学校を札幌農学校と改称する |
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| 1878年 |
| 演武場(現在の時計台)竣工 |
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| 1880年 |
| 第1回卒業式挙行 |
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| 1903年 |
| 新校舎が落成し現在地へ移転する |
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| 1907年 |
| 札幌農学校が東北帝国大学農科大学となる |
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| 1918年 |
| 北海道帝国大学設置[農学部(農科大学改称)] |
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| 1919年 |
| [医学部] |
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| 1924年 |
| [工学部] |
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| 1926年 |
| 創基50周年記念式典挙行(クラーク博士胸像除幕式) |
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| 1930年 |
| [理学部] |
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| 1947年 |
北海道帝国大学が北海道大学となる
[法文学部] |
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| 1949年 |
国立学校設置法が公布され新制の北海道大学となる
[教育学部・水産学部] |
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| 1950年 |
| [文学部・法経学部] |
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| 1952年 |
| [獣医学部] |
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| 1953年 |
9研究科(大学院)が設置される
[法学部・経済学部] |
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| 1965年 |
| [薬学部] |
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| 1967年 |
| [歯学部] |
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| 1969年 |
| 大学紛争 |
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| 1976年 |
| 創基100周年記念式典挙行 |
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| 1993年 |
| 大学院重点化開始 |
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| 2001年 |
| 創基125周年記念式典挙行 |
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| 2004年 |
| 国立大学法人 北海道大学となる |
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