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生命科学の最先端へ
薬剤師・研究者として国民の健康に貢献
北海道大学薬学事務部教務係
〒060-0812 札幌市北区北12条西6丁目 TEL:011-706-3488
http://www.pharm.hokudai.ac.jp/
病院の薬局で白衣に身をつつんだ薬剤師さんが,処方箋を見ながら薬を調合している・・・、薬学部と聞くと,まず,そのようなイメージが浮かぶのではないでしょうか。
確かに薬学部の1つの使命は薬剤師の養成です.しかし,もう1つの大きな役割があります。それは,生命科学や創薬研究者の養成です。これら2つの目的を達成するために,薬学部は薬科学科(修学期間4年)と薬学科(修学期間6年)の2学科制となっています。薬科学科は,医薬に基づくライフサイエンスや創薬科学の分野に於いて国際的に活躍できる優れた研究者・技術者の育成を目指しています。薬学科は,医療の場において指導的立場で活躍できる薬剤師や医療薬学の分野で活躍できる優れた研究者の育成を目指します。このように,薬学部はライフサイエンス,創薬科学,医療薬学などの研究者の養成と研究心あふれる薬剤師の養成を行い,国民の健康と福祉に貫献しようと考えています。
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求める学生像
▲合成した有機化合物をGCMSを使って分析
探求心をもち,既存の知識をただ鵜呑みにするだけでなく論理的に思考できる学生
生命科学や創薬科学の研究または医療薬学や医療薬学研究を通じて社会に貢献したいと考えている学生
医療現場や医療薬学教育の場において,先導的な薬剤師・教育者として活躍したいと考えている学生
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カリキュラムの特徴
▲コンピュータグラフィックスで新規薬品化合物をデザイン
3年次2学期から薬科学科と薬学科に分かれます。それまでは共通の教養科目・基礎科目・専門基礎科目を勉強します。
講義とともに実習による現象の理解および実験方法の習得に重点を置いています。
薬科学科は,3年次後半からは創薬に関する最先端の学問を勉強し,演習・論文・購読及び1.5年間の卒業研究を行い,これらの個別指導を通して,独創的・先端的研究を遂行できる研究者・技術者の養成を行います。
薬学科は,基礎科目に加えて,医療薬学系専門科目を学修します。また,6ケ月の実務実習を必修として,倫理観をもって,適正な薬物療法を遂行できる薬剤師あるいは医療に直結する医療薬学者の養成を行います。
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コースマップ
コース紹介
薬学はライフサイエンス(生命科学)の諸分野に深い関わりを持つ学際的な学問です。そのため出来るだけ幅広い基礎学力を身につけることが必須です。本学部では,「生物化学」,「有機化学」,「物理化学」を3本の柱として教育を行います。さらに,薬学科卒業生が,将来医療チームの一員としての薬剤師または医療薬学の研究者として活躍できるように,医療薬学の諸科目および半年の実務実習の履修を義務づけます。両学科とも研究を重視しています。それは,問題発見・解決能力は未知の事柄を研究することによって培われるからです。
1年次では,一般教養はもちろんのこと,基礎科目である物理,化学,生物学の講義,及び基礎実験(生物,物理,化学)が必修になっています。いずれも高校のレベルを更に深く掘り下げた講義の内容になっています。もちろん「薬学概論」などの講義もあります。また,卒業生の活躍する現場における早期体験学習もあります。新しい薬を創造したり,薬の適正な使用法を理解・考察するためには,生命現象を理解するための生物化学,物理化学の基礎を,また自然界から新しい生理活性物質を見つけて構造決定したり,複雑な構造の薬物を合成したりするための有機化学の基礎を身につけておく必要があります。
2年次では,薬学専門基礎として,有機化学,天然物化学・生薬学,生物化学,分子生物学,生理学,微生物学,物理化学,分析化学などを学修します。これらの学修によって,有機化合物の性質と反応を学び,将来の創薬研究に備えます。細胞の構造,タンパク質や核酸の構造と機能が分子の立場から理解できます。また,物理的な原理から化学の諸現象を見直す物理化学を学修します。これらに加えて,衛生化学や免疫学を勉強します。未知の化合物が何であり,また,いくらの量があるかを決めるための分析化学の基礎を勉強します。また,第2学期の午後は講義がなくなり実習が行われます。一人一人が実際に手を動かして,理論の理解を深め自分のものにします。
3年次の第1学期までは,2年次に学修したことを,更に深く講義・実習を通して勉強します。これまでの成績と希望に従って薬科学科と薬学科に分かれて,更に勉強を続けます。薬科学科の学生は,研究室に配属になり,いままで誰も行ったことのないテーマで卒業(4年生)まで研究生活をはじめます。ただし,ライフサイエンス科目や創薬科学系科目の講義が開講されています。薬学科の学生も研究室に配属されますが,多くの時間を医療薬学専門科目の履修,医療薬学演習に4年次第2学期まで費やします。
(薬科学科)
多くの学生が大学院生命科学院へ進学し,更に研究を深めます。
(薬学科)
薬学科の5年次では半年の実務実習があります。実務実習に参加するにはこのための試験に合格する必要があります。実務実習を終え,その経験を踏まえて卒業研究に従事します。6年生の最後に薬剤師国家試験を受験することになります。
なお,さらに4年間の大学院(博士課程のみ)が設置される予定です。 薬学部の教育は,主に大学院薬学研究院に属する教員および少数の大学院先端生命科学研究院に属する教員によってなされます。薬学研究院は,生体機能化学分野,創薬化学分野および医療薬学分野の3つの分野から構成されています。
生体機能科学分野は,生命の仕組みや疾病の発症と治癒の仕組みを研究します。
創薬科学分野は,薬を作るための有機化学の研究,薬となるもの探索研究,更に有効な薬の開発の方法論の開発研究を行います。
医療薬学分野は,体内の薬の動きと薬の働きを研究する事によって,副作用のない有効性の高い薬の開発に役立てます。
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