◎シリーズ 北大ものがたり

百二十五年の歩み

第三回 「記念碑 桑園学寮」

二代目桑園学寮
(「北海道大学学生寮新設・閉寮記念誌」より)
 北大が新制大学として再出発して間もない1949年、学生の住居不足対策として北学寮、月寒学寮、桑園学寮が開設された。恵迪寮が旧制大学予科の学寮であった経緯から新制大学に移行した後には教養課程の学生のみを対象したのに対し、これらの新学寮は主に専門課程の学生を対象とした。
 清水工業株式会社から購入した初代桑園学寮は北3西14にあり、木造2階建てで30名の学生が居住した。しかし、この敷地が借地であったことから、教養部新築に伴い、1961年より北8西9の旧教養部校舎を新たな桑園学寮として使用することになった。この建物は1907年に農学部水産学科(のち附属水産専門部に改組)水産実習室として建設され、その後臨時教員養成所に転用、さらに1951年から1959年までは教養部第5講堂として使用されていた。二代目桑園学寮は木造平屋建てで37名の学生がここで暮らした。
「記念碑 桑園学寮」
(2000年1月、筆者撮影)
 1983年、二代目桑園学寮は旧恵迪寮など6寮とともに閉寮し、新学生寮(現在の恵迪寮)へ統合された。このとき、老朽化した建物も取り壊された。
 35年にわたり、のべ512名の学生を見守った桑園学寮を記念して、1999年10月、農学部校舎南側のテニスコートの側に「記念碑桑園学寮」が建立された。二代目桑園学寮が建っていた場所である。
◎この連載ではあまり知られていないモニュメントから北大の歩みをたどります。
(井上高聡・北大百二十五年史編集室員)


北大の素顔 (詳細は北海道大学概要
データで見る北大(1999年11月現在)
外国人留学生


北大で学ぶ留学生は、世界75か国・地域から590人。
ヨーロッパから39人
NIS 諸国から 24人
アフリカから25人
北アメリカから27人
中・南アメリカから31人
オセアニアから 6人
アジアから 438人
文学部・文学研究科46
教育学部・教育学研究科
27
法学部・法学研究科28
経済学部・経済学研究科32
理学部・理学研究科28
医学部・医学研究科44
歯学部・歯学研究科17
薬学部・薬学研究科7
工学部・工学研究科136
農学部・農学研究科92
獣医学部・獣医学研究科36
水産学部・水産学研究科21
地球環境科学研究科37
その他(研究所など)39

590
   ※留学生のほか、北大には16か国・地域から61人の外国人教員・教師・研究員が在職しています。


 編 集 室 便 り 

◆表紙のポプラ並木は昭和2年ころのものです。ノスタルジーではなく、北大の伝統を物語る記録として採用しました。現在計画されている平成のポプラ並木も未来の伝統となるでしょう。
◇今号をもって、初代編集部が解散いたします。初めての経験ばかりで多くの方々に助けていただきました。深く感謝申し上げます。
◇学外の方々に読んでいただけるためには、もっともっと工夫が必要であることを痛感しております。次号からも進化が続くと思いますので、ご愛読いただきますよう、お願いいたします。(瀧川哲夫)
◆キャンパス・ツアーを担当するにあたり、紹介する建物や場所のヒストリーとストーリーを知ると同時に、北大の過去・現在・未来を見つめてみたいと思いました。(瀬名波栄潤)
◆「所蔵品探訪」の担当をしています。紹介できるお宝をご存知の方、お宝かどうかわからないけど見てほしいという方、情報をお待ちしております。(田島達也)
◆「春花秋月何時了、往事知多少。」幾度となく繰り返してきた春というこの季節を、新たな感慨をもって迎えています。(大田加代子)


■北海道大学広報誌「リテラ・ポプリ」
 「リテラ・ポプリ」とは、ラテン語で「ポプラの手紙」という意味です。
 ポプラとエルムのキャンパスからお届けします。
 
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●季刊リテラ・ポプリ3号  平成12年3月1日発行    ●発行/北海道大学広報委員会