| 放送日 | 講義題目(講師) | 講 義 の 概 要 |
第7回
11月6日 |
海は生きている
−海の生き物による光合成と石灰化−
(市川 和彦) | 海の生き物による二酸化炭素からの有機物生成(光合成)や石灰化の自然の営みを明らかにすることによって自然のせいこうさを探り、同時に自然のもろさを認識する。海水の温度の上昇が生き物の死をもたらしたり、種の生息分布を変える。炭素循環の立場から二酸化炭素による温暖化について考える。 |
第8回
11月13日 |
森は創る
−水を利用した光合成の進化の道程−
(田中 歩) | 光合成は光エネルギ−を生物が利用できる化学エネルギ−に転換する。地球上における生命活動は光合成によって獲得されたエネルギ−に依存している。生物の進化の過程で水や酸素・二酸化炭素の地球レベルの循環に重要な役割を果たしている生物による光合成について解読する。 |
第9回
11月20日 |
森は蘇る
−森林の成り立ちと樹木の多様性−
(原 登志彦) | 谷筋の水辺の植生と尾根筋の乾燥した場所の植生の違いを光合成速度や蒸散速度測定から明らかにする。水・光などの環境条件に適応して生活している植物の生活の多様性を紹介する。多様な樹木からなる森林の成り立ちがどの用にして保たれてにいるかを解説する。 |
第10回
11月27日 |
川は生きている
−河川と森林間での資源のやりとり−
(前川 光司) | 世界の中で最も温潤で雨の多いアジアモンス−ン地域に位置する日本列島には豊かな森林が発達し、そこには大小無数の河川が流れている。そして、この国では河と生き物はとても密接な関係にあって、互いに助け合いながら生活している。このような森と河川相互補償とも言える関係について北海道の落葉広葉樹林の中から紹介する。 |
第11回
12月4日 |
湖は生きている
−湖の生態系の成り立ちと物質循環−
(岩熊 敏夫) | 湖の生き物の多様性、生態系の成り立ちと物質循環について、生物同士の競争関係を日本やアジアの湖沼を例に挙げ紹介する。長時間の湖の変遷、湖の成因や人為的環境改変について示す。 |
第12回
12月11日 |
水を浄める
−生き物による循環型都市水再生の構想−
(渡邊 義公) | 都市における水消費の量的拡大と質的変化は必然的に自然の水循環へ大きな影響を与えている。したがって、水循環の保全と改善のためには、下・排水の再利用や水質を使い分ける必要がある。次世代へ構築すべき「循環型都市水代謝システム」構想に付随する技術的課題から特に、下水処理における微生物の役割と応用について解説する。 |
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エピローグ
北海道大学総長
(丹保 憲仁) |