◎シリーズ 北大ものがたり

百二十五年の歩み

第7回 「L・ベーマー設計温室跡の銘板」

ナショナルビル(北3西1)北側出入り口に掲げられた銘板
(2001年3月、筆者撮影)
札幌農学校は設立から現キャンパスに移転する1903年まで、現在の北1〜2条西1〜2丁目に位置していた(北2条キャンパス)。農学校が開校した1876年、開拓使民事局勧業課は、農学校キャンパス北隣の花卉園に御雇アメリカ人ルイス・ベーマー設計による温室を設置した。ベーマーは1872〜1882年、造園・園芸を専門とする技師として開拓使に勤め、豊平館(開拓使が北1西1に建てた洋風ホテル、1958年に中島公園内に移設)前庭や、清華亭(北7西7に現存)庭園を設計した。
 ベーマーの設計した温室は、農学校教頭クラークの要請により農学校も共用することとなり、1878年には附属地と共に農学校に移管された。温室では、葡萄・ストロベリー・ラズベリー・アスパラガス・キャベツ・トマトなどの栽培や生徒の園芸学実習が行なわれた。1884年、北海道事業管理局所属の札幌博物場と附属地が農学校に移管され、この場所に宮部金吾設計による農学校植物園を創設することとなった。現在の植物園である。ベーマー設計の温室は1886年、植物園内に移設され、1932年まで用いられた。現在もほぼ同じ場所に、ベーマー設計の温室から数えて三代目にあたる温室(1982年建設)がある。
 ベーマーの温室が最初に設置されたのは北3西1、現在、ナショナルビルがある辺りである。ビルの北側出入り口には「旧札幌農学校平面図」とベーマーの業績を記した銘板が掲げられている。
(井上高聡・北大百二十五年史編集室編集員)



北大の素顔
データで見る北大         
 大学院在学者数の推移(研究科別)
区     分8年度9年度10年度11年度12年度
文学研究科修 士139 (46)140 (52)144 (54)139 (55)186 (82)
博 士99 (26)103 (33)105 (34)109 (38)139 (49)
教育学研究科修 士47 (20)58 (32)61 (38)51 (32)75 (43)
博 士30 ( 8)43 (15)54 (23)62 (32)69 (33)
法学研究科修 士84 (21)75 (23)70 (18)80 (21)110 (39)
博 士32 (10)41 (11)46 (12)41 ( 8)41 ( 9)
経済学研究科修 士41 (15)36 ( 9)36 (10)50 (15)109 (32)
博 士17 ( 6)25 ( 7)35 ( 8)43 (12)39 (11)
理学研究科修 士457 (70)471 (85)460 (85)464 (79)456 (83)
博 士291 (29)329 (38)337 (43)327 (40)306 (38)
医学研究科博 士301 (56)339 (66)358 (68)406 (80)441 (89)
歯学研究科博 士69 (13)77 (17)97 (22)112 (28)134 (42)
薬学研究科修 士99 (33)107 (46)104 (47)109 (40)112 (34)
博 士45 ( 9)52 (11)52 ( 8)53 (10)59 (11)
工学研究科修 士1,144 (67)1,150 (82)1,128 (86)1,135 (96)1,145(109)
博 士328 (14)324 (18)359 (21)350 (25)361 (25)
農学研究科修 士257 (64)271 (87)319(113)342(120)325(109)
博 士131 (24)138 (26)165 (38)174 (33)212 (45)
獣医学研究科博 士73 ( 8)82 (13)88 (21)81 (20)83 (22)
水産科学研究科修 士146 (34)156 (42)157 (49)165 (47)194 (42)
博 士110 (10)102 (14)101 (12)90 (15)102 (13)
地球環境科学研究科修 士315 (86)308 (85)292 (85)273 (77)274 (80)
博 士169 (18)193 (24)217 (31)210 (32)210 (37)
環境科学研究科修 士




博 士631

国際広報メディア研究科修 士



34 (20)
博 士




修 士2,729(456)2,772(543)2,771(585)2,808(582)3,020(673)
博 士1,701(231)1,851(293)2,015(341)2,058(373)2,196(424)
( )は女子で内数 

 編 集 室 便 り 

文学部という、いわば専門家集団から編集作業を引き継いだ時は、広報誌の重要性に対する責任感と、編集などができるのだろうかという不安感でいっぱいでした。しかし発行が進むにしたがって、本誌に載る北大のすばらしさを見たり、読者の方からの励ましを頂いて勇気付けられ、どうやら任務を終えるところまで来られました。それと同時に北大の問題点にも目がゆくようになり、今後の微力な貢献の方向性がつかめたようです。
(池田 元美)

「リテラポプリを座右に置いて北大受験に頑張ります。」、あるいは(子弟が北大生となり)「北大の様子をもっと知りたくて、インターネット版リテラポプリを眺めています。」などのメールが編集室に届いています。我々は今号で一年間の編集委員の任を終えますが、読者からのこのようなお便りによって、本誌が広報誌として役立っていることを実感でき、嬉しい限りです。
(新岡  正)

北大着任数年目の私は、この1年間の編集作業を通して、伝統ある北大の過去と現在に深く触れることができて感謝します。未来を背負う、北大理系の新入生への講義などにも熱が入ることになります。
(豊田 和弘)

何もせず迷惑かけて早一年編集せずに委員を終える
(渡辺 悌二)

リテラポプリの編集作業は、電子メールを使ってほとんど行ってきました。編集長が手際よく電子メールで手配や指示を行ってくださいましたので、私は楽な編集者を務めさせていただいたように思います。
(山中 康裕)


■北海道大学広報誌「リテラ・ポプリ」
 「リテラ・ポプリ」とは、ラテン語で「ポプラの手紙」という意味です。
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●季刊リテラ・ポプリ7号  平成13年3月発行    ●発行/北海道大学広報委員会