同窓生から

Clark's Spirit

長谷川   岳
はせがわ    がく
園 田 保 男
そのだ   もりお
1994年 経済学部卒
YOSAKOIソーラン祭り
組織委員会 専務理事
鰍謔ヒさっと 取締役
1958年 工学部卒業
鞄圏mエンジニアリング
相談役



グローバル・ビジネスを追って

園 田 保 男 

 会社創立当初の新米社員から社長職を経て今日に至るまでプラントエンジニアリング・ビジネスに従事し丁度40年目になる。この間,仕事の対象国や分野の変化はあったが,益々ボーダレス世界になり,グローバル・ビジネスであり続けることには変わらない。
余市高校後輩の毛利衛さんや若田飛行士と
ヒューストンNASAにてのテニス。(左端筆者)

当社は国内外に主としてエネルギー関連並びに化学プラントや産業施設の設計,機材調達,建設から試運転まで担っているが今や国内の設備投資も激減していることからその仕事の大半は海外であり,40数ヶ国にプラントを建設してきた。プラント建設地は各国でも僻地が選ばれることが多く,自分もロシアの僻地で2年以上建設に携わった経験もあり,連日の客先折衝を含め多くの苦難も味わったが,プラントの完成時の喜びは筆には書き表せないものがある。
 今や世界中で人件費が最も高い日本企業がメガコンペティション時代のグローバル・ビジネスに打ち勝つには,価値ある人材の力によるしかない。
 情報技術を含めた総合技術力を発揮し海外顧客や国際分業相手にベストなソリューションを提供することが我々の役務ではあるが,グローバル。ビジネスに通用する人材としてさらに国際性,リーダーシップ力及びコミュニケーション力が必要だ。言葉をはじめと交渉力,決断力,協調性を具備しつつ,その国の社会文化の知識も弁えた,リーダーシップとパートナーシップが大切である。
 最近,日本の外交姿勢を見ても世界はおろかアジアに対してもグローバルな視点や荒涼力の欠如が目立ち,淋しい限りである。歴史的にもグローバルな人材を輩出してきた北大の奮起が望まれるところである。



街は舞台だ!日本は変わる

長谷川   岳 氏

 「YOSAKOIソーラン祭り」をご存じですか。これは,高知県の「よさこい祭り」と北海道の民謡「ソーラン節」が融合して生まれた新しい祭りで,1992年に誕生して以来,今年で10回目を迎えました。第1回目は10チーム・1000人の参加でしたが,今回は406チーム・41000人が参加する一大イベントへと成長しております。私はその間,この祭りの企画・運営に深く関わってまいりました。今,この十余年を振り返って,私が実感するのは,これまでの自分の活動が,実は大学での勉学体験と密接に結びついている,ということです。
"YOSAKOIソーラン"だ!

 私が大学時代,感銘を受けた授業が2つあります。その1つは教養部時代に受けた坪井善明先生の政治学での「リーダーシップ論」,もう1つは亡くなられましたが真野脩先生のゼミで学んだ「非営利組織の組織論」です。この2つの講義で学んだことが,今でも「YOSAKOIソーラン祭り」を企画・運営する立場にある私のバックボーンとなっております。
 坪井先生からは,リーダーとはどう在るべきかという,「祭り」を執り行う人間にとって不可欠なことを,具体的かつ詳細に学びました。
 真野先生のゼミでは,「NPOは企業のシンクタンクになりうる」と感じました。現在,祭り組織委員会には専属の職員7名がおりますが,会報誌の発送作業等は小規模作業所へお願いしています。「祭り」がNPO的な活動を促進させるきっかけとして,NPO同士の連携を図り,NPO同士でノウハウを交換し合い,さらにはお金を生み出す経済循環を作っていこうと考えております。
 そしてこれらの活動から,情報伝達を利用した展開へ,ということで,今年の5月に株式会社よさねっとを立ち上げました。「祭り」の持つ全国各地に広がるネットワークを最大限に活用すべく,「顔の見える」信頼関係を軸に,祭り参加者の従事する農水産物をネット上で流通させ,北海道経済の発展に貢献できればと考えております。
 今でも,日課として北大構内を毎朝ジョギングしています。季節の移り変わりを肌で感じながら北大構内を走るのは非常に心地よいですね。