クラーク像の前に立つ古河講堂は北大の誇る歴史的建築物である。この古河講堂が明治時代の足尾鉱毒事件に係わって立てられたものであることは意外と知られていない。
日本は戦後の高度経済成長の過程で厳しい公害を体験し、そこから多くのことを学んできた。かつての公害で知られた地域は今どうなっているのか。その環境再生事業は環境汚染を浄化するのみならず、地域の社会的再生事業としても取り組まれている。
私は、この1年間、北から青森・岩手県境の不法投棄廃棄物現場、小坂鉱山、足尾鉱山、川崎工業地帯、四日市石油化学コンビナート、神岡鉱山と富山県婦中町、熊本県水俣市を訪れ、地域環境再生事業の現地調査を行ってきた。そこで、イタイイタイ病で有名な神岡鉱山と水俣地域の環境再生事業について紹介したい。 |