札幌キャンパスの北18条門を入ってすぐ、メインストリートを挟んだ高等教育推進機構・総合教育部の向かいに、体育館の玄関が構えている。本学の体育館は第1・第2体育館、小体育館、屋内運動場などの施設群からなる。創基80周年記念の施設整備で1963年に完成し、2009年度には大規模改修された。正課授業や部活動の他、学位記授与式(卒業式)、七大戦、学会等にも利用される。時間帯により学内教職員・学生や一般の人達も利用できる。特に冬季は希望が多く、月々の抽選日に整理券が配られることもあるという。では、主な施設を順に紹介しよう。
第1体育館は面積約1500㎡。バスケットボールやバレーボールのコートならゆったり2面分である。天井にはバスケットゴールの他、器械体操の吊り輪も備わっている。卓球、ボクシング、チアリーダーなどの部もよく利用している。2階観客席は750席。青の椅子が並ぶ中、一部が橙の椅子になっていて、「北大」の椅子文字を描いている。2階席通路は普段はランニングの周回路にもなる。
第2体育館はこれより一回り大きい。バドミントンコート10面分の広さがあり、フットサル、ハンドボール、バレーボールなどにも用いられる。小体育館は第1・第2体育館の3割弱の広さで、授業用の卓球台が12台ほど並ぶ他、競技舞踏部や正課のダンス活動にも利用される。
屋内運動場は新設5年目で約1800㎡。人工芝が貼られ冬季でもサッカー、テニス、野球、ソフトボールなどができる。一角に土が盛られた投球用マウンドがあり50mの直線走路も確保されているなど本格的で、道内国立大では珍しいという。人工芝の間にはゴムチップが撒かれ足元を柔らかにしているが、靴の裏に詰まって持ち出される分の補充費用が高価だそうだ。
第1体育館入口前には授業用トレーニングルームが新設された。ガラス越しに見えるランニングマシンや筋力トレーニング機器は、フィットネスクラブの雰囲気である。
玄関ホールを2階に上がるとオブザベーションカフェで一服できる。飲料の自販機やテーブルが備えられ、休憩や少人数の談話に利用される。
こうした施設を有効利用するため、学生組織(体育会)と大学が協力して運用している。また安全にも気を遣い、施設の故障個所は速やかに補修するようにしているという。
ときに、安全といえば、館内随所に配されたベンチの座板にはベルトや取っ手が付いていて、緊急時には足を外して担架になるという。万一の備えに感心したものだが、こればかりはこの先も利用されずに済むのが一番であろう。
(すがわら ひろたけ)


人工芝が敷かれた屋内運動場
体育館玄関
フィットネスクラブのような授業用トレーニングルーム