分子生物学1(専門科目・講義)
薬学研究科・有賀 寛芳
| 【授業の目標】 | 分子生物学Iは生物化学に続く基礎科目であり,原核生物で明らかにされた生命現象の流れを遺伝子を中心として分子生物学的に概説する。生命は遺伝子DNAにあらゆる情報が書き込まれており,それがRNA,蛋白質と転写,翻訳され発現され,生命体はその相互用により極めて合目的的に調節されている。本講義ではDNA,RNA,蛋白質の生合成とその調節機構を分子レベルでの知見で説明する。 |
| 【到達目標】 | 1:遺伝情報の流れが説明できる。 2:DNA,RNA,蛋白質の構造が説明できる。 3:大腸菌,ファージなどの原核生物の生活環が説明できる。 4:複製,転写,翻訳の粗過程が分子レベルで説明できる。 5:遺伝情報の相互の調節過程が説明できる。 6:生命維持の合目的性が理解できる。 |
| 【授業計画】 | 週 大項目 中項目 小項目 1: 構造 核酸の構造 二重螺旋,B型,A型,Z型,トポロジー 2: 大腸菌,ファージ,プラスミド 3: DNA複製 開始 oriC,dnaA,鎖の開裂,DNAポリメラーゼ 4: 伸張,終結 レプリソーム,不連続的複製 5: 複製調節 イニシエーター,レプリケーター 6: 転写 開始 プロモーター,TATA,σ因子 7: 伸張,終結 RNAポリメラーゼ,nusA,減衰 8: 調節 オペロン,lac operon 9: σサイクル,誘導 10: 翻訳 プロセシング tRNA,rRNA生合成,リボソーム 11: 開始 コドン,開始複合体,開始因子 12: 伸張,終結 伸張因子,終結因子 13: 調節 変異,分泌蛋白質 14: 実験手法I 塩基配列決定,蛋白質‐DNA結合 15: 実験手法II 核酸,蛋白質の電気泳動 |
| 【評価の基準と方法】 | 出席率と試験成績との総合評価 |
学生の自由意見