1.授業の目的・内容
この授業は医学部5年生を対象とした必修科目であり,臨床医学科目の1つと位置づけられます。生体医工学とは生命組織体全般の構造と 機能を力学的観点からとらえて,生体の分子, 細胞,組織,器官,あるいは生体全体の働きと 生体総合性を解明するとともに,得られた知見を医学における診断,治療,予防はもとより,産業上や社会的な諸問題の解決に応用することを目指す学問,研究領域であります.具体的内容としては,「人工材料・人工臓器」,「医用工学」,「組織工学・再生医療」などを講義しております。また,スポーツ医学も本授業に含まれ,「スポーツ傷害」,「スポーツに起因する疾病」「アスレチックトレーニング」などの講義を行なっております。
2.授業実施上の取組・工夫
授業のおおまかな進め方は,パワーポイントで作成した授業用教材にしたがって講義するとともに,復習や知識の確認が後ほど可能なように講義内容が含まれた配布資料も毎回,作成するようにしています。また,どうしても生体医工学およびスポーツ医学の授業項目は総花的になりやすいため,1つ1つを具体的に掘り下げて理解してもらうように心がけております。
3.アンケート結果に対する意見・今後の対応
冒頭にも記したように,この科目は必修科目のひとつですが,医師国家試験の出題範囲と重なる部分がけっして多くはないため,教養の1部として授業内容を身につけていただき,受講学生に幅広い知識を持った医師になってもらいたいと考えて授業を行なってきました。今回のアンケートでは比較的高い評価となりましたが,このような姿勢で臨んだ結果ではないかと嬉しく思っております。この授業は平成18年度にて最後となりますが,さらに質の向上させるようと考えております。