基礎組織学(講義)
歯学研究科・山本 恒之
| 【授業の目標】 | 発生学は受精卵が細胞の増殖と分化により完成形に達するまでの変化の過程を研究する学問である。本講義の目的は,個体の発生の仕組みと人体諸器官の発生を理解することにある。 |
| 【到達目標】 | 総論と各論に分ける。総論では生殖子,すなわち精子と卵子の形成,および受精直後から第8週までの受精卵の変化,および受精卵を維持するための構造物について理解する。各論では,人体諸器官をそれぞれ別個に取り上げ,それらがどのようにして作られてゆくかについて理解する。 |
| 【授業計画】 | 以下に示した目標にしたがって授業を進める。 (総論) 1.生殖子形成:精子と卵子がどのようにして形成され成熟するかについて説明できる。生殖子が起こす減数分裂と体細胞分裂の違いを説明できる。 2.発生第1週:受精時,生殖子がどのような状態になっているか,および受精卵が着床までにどのような状態にまで変化するかを説明できる。 3.発生第2週:着床後におこる胚子の変化と胚子を維持するための構造物の初期形成について説明できる。 4.発生第3週:胚子内の細胞移動によって成立する三胚葉の形成と胚子の外形の変化について説明できる。 5.発生第4−8週:胚子の屈曲に伴うさらなる外形の変化と胚子を維持するための構造物の発達について説明できる。 (各論) 1.骨格系:各部位の骨格系の発生について説明できる。 2.顎顔面系:口腔諸器官の発生について説明できる。 3.体腔と呼吸器系:心臓,肺,消化器を容れる体腔の発生について説明できる。 4.消化器系:胃,小腸,大腸,肝臓,膵臓の発生について説明できる。 5.泌尿生殖器系:腎臓と尿管,精巣と卵巣の発生について説明できる。 6.心臓脈管系:心臓および主要動静脈の発生について説明できる。 |
| 【評価の基準と方法】 | 期末試験の結果とレポートを点数化して判定する。ただし原則として授業回数の4分の3以上出席していなければ期末試験の受験資格はない。平成17年度は優22.6%,良25.8%,可45.2%,不可4.8%であった。 |
学生の自由意見