わたしは2000年にモスクワ大学外国語学部から北海道大学言語文化部に着任しました。そしてロシア語教育の方法については、ロシア語とロシア文化を同時に教えるという課題を自分に課したのです。その国の文化を知らないでは言葉の学習意欲も高まらないのです。
この3月でわたしは離任しますが、この7年間、わたしは北大で2種類の新コースをつくりました。外国文化を知るコースと、言語文化学のコースです。2言語使用のビデオ学習コース「ロシア世界」、言語文化学コース「ロシア文化の一部としてのロシア歌謡」、そして言語文化学コース「ロシアのテレビ報道―ロシア世界への窓」でした。
そのほかに、学生たちの要望で、2001年には3日間のロシア語合宿夏期研修を5回、大滝セミナーハウスで実現させました。また2006年には大学院生のロシア語力をアップさせるために、特別コース「学術用ロシア語」をつくりだしました。
こうしたコースをつくりだした理由は、つぎのような言語教育の問題を解決するためでした。
7年間にわたって、わたしの授業には、多くの熱心な学生、大学院生たちが長期にかよって来て、高い水準に達し、また、わたしの斡旋でモスクワ大学へと留学する院生たちも出ました。そうした熱心な学生たちに感謝します。多くのことをわたしは彼らから学ぶことが出来たのです。
(原文はロシア語。言語文化部・工藤正廣教授訳)