ベントス学2(講義)
水産科学研究院・和田 哲
| 【授業の目標】 | 浅海に生息するベントスを主な対象として、ベントスの生態的性質(行動、形態、生活史)が環境に適応したものであることを理解する。さらに水産活動がそれらの性質に及ぼす影響について考察する。そのために以下の学習目的を掲げる。 1. 生物が進化の産物であることを実感する 2. 進化生態学の基本的な考え方を理解する 3. 海産ベントスの生態的性質における共通点と多様性を理解する 4. ベントスの持続的な水産資源管理をおこなうために必要な理論の重要性を認識する |
| 【到達目標】 | 1. 自然淘汰による進化に必要な条件を説明できる 2. 進化生態学の基本的な考え方を説明できる 3. 海産ベントスの典型的な一生を説明できる 4. ベントスの多様な生態的性質を列挙できる 5. ベントスの水産資源を持続的に利用するための方策を進化生態学の視点で提言できる |
| 【授業計画】 | 1. 授業の進め方、学習内容の全体像 2. 自然淘汰、適応度、そして適応 3. 最適戦略、トレードオフ、卵サイズと卵数 4. 発生様式 5. 摂餌行動、交尾行動 6. 地理的変異、局所適応 7. 表現型可塑性、捕食者回避 8. 頻度依存淘汰、ゲーム理論 9. 繁殖生態、性淘汰 10. ベントスの水産活動による人為淘汰 |
| 【評価の基準と方法】 | 「到達目標」に即した中間試験および期末試験に基づいて評価する。試験は、出題意図に正面から答えているか、基本的な知識をもっているか、記述が論理的に展開されているかを基準に評価する。その成績が、80点以上:優、70点以上:良、60点以上:可。 |
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