8.自由意見

学部専門科目

小児歯科学 (講義)
歯学研究科 八若 保孝

シラバス
【授業の目標】 出生から成人に至るまでの成長発育期、すなわち胎生期から青少年期までの小児の口腔を健全に育成するための小児歯科医療を理解し、発育途上にある顎口腔系器官の正常な発育を見守り、これを傷害する齲蝕や硬組織、軟組織、咬合異常などの口腔疾患の早期発見に務め、これらの疾患の治療や予防を行うための基礎的知識を身につけることを目標とする。
【到達目標】 小児の顎口腔系器官の正常な成長発育とその異常について理解する。
小児患者への歯科的アプローチについて説明できる。
小児の口腔疾患である齲蝕や歯周疾患ならびに硬組織疾患、軟組織疾患、咬合異常、外傷などの病態と治療および予防について理解し、説明できる。
小児の歯科治療と成人の歯科治療の違いについて理解し、説明できる。
定期的な口腔管理の重要性とその実際を説明できる。
全身疾患を有する小児への対応や特殊な歯科的アプローチについて理解する
【授業計画】 1.小児歯科学の定義・目的
2.全身の成長発育
3.顎顔面頭蓋の成長発育:頭蓋の発育、顎の発育、発育の評価、口腔機能の発達
4.歯の発育と異常:歯の形成(発育段階と評価)と形成障害、歯の萌出と萌出異常
5.歯列および咬合の発育と異常:発育段階、原因、発育異常の状態
6.乳歯・幼若永久歯の特徴:乳歯の形態と組織、乳歯の咬耗と歯根吸収、幼若永久歯の形態と組織
7.小児の齲蝕:齲蝕の特徴、罹患状態と好発部位、小児の心身に及ぼす影響
8.齲蝕の予防と抑制:口腔清掃指導、食生活指導、薬物応用法、小窩裂溝填塞法
9.小児の口腔軟組織疾患:診断と治療(対応)
10.小児患者の歯科治療方針:一口腔単位の治療計画
11.治療の前準備:局所麻酔、ラバーダム防湿
12.小児の歯科的対応法:小児の心理、歯科的対応の実際、不協力児への対応、鎮静法、全身麻酔
13.小児の歯冠修復:目的、診査と診断、修復法の種類、適応症、各種治療の実際
14.小児の歯内療法:歯髄炎の診査と診断、覆髄法、生活歯髄切断法、抜髄法、根尖性歯周炎の診査と診断、感染根管治療、根管充填
15.小児の歯周疾患の予防と処置:診断、処置、予防
16.小児の外科的処置:抜歯、小手術、留意点
17.乳歯・幼若永久歯の外傷の処置:疫学、診査と診断、処置、受傷後の影響、予後
18.咬合誘導:意義と目的、歯列および咬合の診査と診断、保隙、保隙装置、動的咬合誘導、口腔習癖とその対応
19.小児のエックス線の見方:成長発育の立場からのエックス線読影
20.治療上の注意すべき小児疾患:遺伝、染色体異常、感染症、ビタミン欠乏症、内分泌疾患、血液・造血器疾患、代謝疾患、腎疾患、循環器疾患、呼吸器疾患、免疫性疾患、精神・神経的疾患
21.小児歯科治療における医療事故の防止と対応
【評価の基準と方法】 中間試験、定期試験およびレポートを総合的に判断し、60点以上(100点満点)を合格とする。出席状況も考慮する。

学生の自由意見


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