企画2.コンブ学入門講座

  道南圏の自然環境、コンブの生物学、高度活用、流通などに関する公開講座を各界から講師を招いて開催しました。

第1回
実施日
2005年7月30日 13:00〜16:00
参加者
大学生18人 一般市民23人 教員・研究者7人(指導スタッフ4人を含む)
実施場所
北海道大学大学院水産科学院 第2研究棟 特別講義室(函館市)
事業内容 12:30
開場
13:00
開催
総合司会・座長 高橋 是太郎 教授
開催の辞 芳村 康夫 教授
スケジュールの説明 矢部 衞 助教授
13:10
「道南の藻場の自然」 鉄 多加志(アイアン)
  ビデオとPPTを使って函館周辺の海藻や魚類、ウミウシ、クラゲなど数多くの水中画像が紹介され、地元の海の自然環境の多様さ、美しさを再認識することができた。
14:00
質問
@水中撮影の機材、技術について。A被写体生物の標本採集の可能性。B道南の海の生物の特性 などについての質問があった。
14:20
休憩
14:30
「北海道の昆布いろいろ」 松山 恵二(道立函館水産試験場)
  PPTと配布資料をもとに、宮部金呉などコンブ類の研究者の紹介、コンブ類の種類、分類についての説明、昆布の生産力についての研究例、昆布の文化と歴史、昆布の語源、マコンブの銘柄など昆布についての様々な話題が紹介され、昆布の研究と文化、歴史の深さを知ることができた。
15:40
質問
@昆布製品の効率利用について
※時間が詰まっていたため一件の質問のみとし、他の質問については終了後個別にお願いした。
15:45
今後の予告、アンケート 矢部 衞 助教授
  アンケート用紙を配布し記入してもらっている間に、既に終了した企画1.体験実習の紹介と、The昆布の今後の予定についてPPTを使って説明された。
16:00
閉会

第2回
実施日
2005年8月6日 13:00〜16:00
参加者
中学生1人 大学生7人 一般市民25人 教員・研究者6人(指導スタッフ3人を含む)
事業内容 12:30
開場
13:00
開催
総合司会・座長 安井 肇 助教授
開催の辞 高橋 是太郎 教授
スケジュールの説明 矢部 衞 助教授
13:10
「コンブの流通をたどる」 松本 忍(コンブロード研究所)
  配布資料と昆布製品をもとに、道南の昆布の流通の歴史と現状、道南昆布の種類・品質、市町村合併後の函館市にとってのコンブ産業の重要性など多彩な情報が提供された。道南の昆布はほとんどが大阪の老舗昆布店に買い取られ高級な佃煮、塩昆布に加工されていること、その半面加工されずにダシ昆布として販売される羅臼昆布、利尻昆布などより知名度が低いこと、現在の函館市の昆布生産は漁獲量・高ともに日本一であること、最近になって本州の業者でガゴメが注目されていることなどが説明された。
14:00
質問
@大阪と函館とでのコンブ加工技術の違い、A韓国でのコンブの流通、B東京で道南の昆布が入手しにくい理由、などについての質問があった。
14:20
休憩
14:30
「コンブの健康成分」 青木 央(道立工業技術センター)
  PPTを使って、昆布に含まれる一番の健康成分は食物繊維であること、その主役がねばり成分であるアルギン酸、フコイダン、ラミナランなどの糖質であることなどが、糖質の化学構造とともに説明された。
15:40
質問
@生のコンブと乾燥コンブの健康成分の差異について
15:45
今後の予告、アンケート 矢部 衞 助教授
  アンケート用紙を配布し記入してもらっている間に、既に終了した企画1.体験実習の紹介と、The昆布の今後の予定についてPPTを使って説明された。
16:00
閉会

第3回
実施日
2005年8月13日 13:00〜16:00
参加者
大学生15人 一般市民17人 教員・研究者4人(指導スタッフ3人を含む) 取材2人
事業内容 12:30
開場
13:00
開催
総合司会・座長 高橋 是太郎 教授
開催の辞 芳村 康夫 教授
スケジュールの説明 高橋 是太郎 教授
13:10
「ガゴメの生態について」 谷 敬志(鉄組潜水工業所)
  はじめにガゴメの表と裏の判別法など形態学的な見分け方の説明がなされ、諸条件と生育度との関係、ガゴメの1年目、2年目、3年目藻体の特徴、3年目藻体にいたることが困難なことなどが説明された。
  次いで、ホテイウオの稚魚とガゴメの共生の様子、その稚魚を狙うほかの魚などが水中写真で紹介された。DVD動画では主に藻体が繁茂する様子や末枯れ期の藻体などが映し出された。また、スジメやアイナメなども紹介された。
13:50
質問
@幅広ガゴメと厚さの厚いガゴメの商品価値の違い、A3年目藻体になりにくい理由、B水深別の生育度などについての質問があった。
14:10
休憩
14:30
「函館で展開するマリンガーデンシステム」 安井 肇 助教授
  古文書に現れた海藻についての表現の説明に始まり、海中養殖(ガゴメネットシステム)の実際、陸上養殖システム、道南圏におけるガゴメ養殖に関わる人々の熱い思いとそのような人材の豊富さなどについての話があった。
  次いで、ガゴメフコウダンの季節含量変動及び分布、そのフコイダンの化学構造上の特徴、構造機能相関、フコイダンの抽出法、各種ガゴメ商品の紹介がなされた。さらに、”循環型高付加価値化”を理念とした自然に人間が調和して入り込む”自然共生型新産業”の提唱、昆布のマリンガーデンシステムは函館圏だからこそ実現可能であることなど、将来に向けた提唱まで含む非常に広範な話がなされた。
15:55
質問
@マリンガーデンシステムのより具体的な形態について。
16:00
今後の予告、アンケート 安井 肇 助教授/高津 哲也 助手
  アンケート用紙を配布し記入してもらっている間に、既に終了した企画の紹介と、The昆布の今後の予定についてPPTを使って説明された
16:20
閉会

事業風景はこちら(水産科学研究院HP)
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