海と湖と火山と森林の自然

  自らの体験をとおして自然を総合的に理解し、自然と人間活動の関連を認識する。北方生物圏フィールド科学センター洞爺臨湖実験所・室蘭臨海実験所・苫小牧研究林を利用して、フィールドにおける研究がどのように進められているかを学ぶ。

実施日 2005年8月26日(金)〜8月29日(月) 3泊4日
参加者
北海道大学1年目学生20人 担当教員8人 担当TA4人
実施場所
北方生物圏フィールド科学センター 室蘭臨海実験所 / 洞爺臨湖実験所 / 苫小牧研究林
有珠山 / 昭和新山
事業内容
8月26日(金) 北海道大学高等機能教育センター前に集合した後に、北大公用バスにて北方生物圏フィールド科学センター室蘭臨海実験所に移動。海藻採集、標本作製の後に講義。その後、電子顕微鏡観察を行う。
大滝セミナーハウスに移動。夕食後、グループ発表(課題:現代の環境問題解決に向けての海藻類のユニークな利用)。宿泊。
8月27日(土) 北大公用バスにて有珠山に移動。全員ヘルメット着用後、遊歩道から、西山火口、有ちゃん火口、珠ちゃん火口を通り、噴火後の復興状況ならびに植生回復を観察。午後は昭和新山に登り、帰りに三松記念館の見学。
大滝セミナーハウスに移動。夕食後、グループ発表(課題:火山を利用した地域の振興)。宿泊。
8月28日(日) 北大公用バスにて北方生物圏フィールド科学センター洞爺臨湖実験所に移動。洞爺湖の水質・生態変化についての講義の後に、プランクトン実習・ヒメマス解剖実習を行う。
大滝セミナーハウスに移動。夕食後、グループ発表(課題:21世紀のフロンティアである海と脳に関する先端的研究)。宿泊。
8月29日(月) 北大公用バスにて大滝セミナーハウスから北方生物圏フィールド科学センター苫小牧研究林に移動。林内の施設、進行中の野外実験及び森林生態について学ぶ。その後、ウトナイ湖により野鳥観察をした後に、夕方北海道大学高等機能教育センター前にて解散。参加学生には今回の演習に参加しての感想文を提出させた。

  今回の演習も例年どおり希望者が多いために抽選によって参加者を決定した。参加学生達の感想も好評であり、改めて野外教育の重要性が思い知らされた。また、毎晩、その日の実習施設と関連するテーマを班毎に議論させ、OHPを用いたグループ発表を行ったが、学生達からはこのグループ発表形式が極めて有意義であったとの感想が多数寄せられていた。入学したばかりのフレッシュマンを対象とする「野外実習」と「グループ討論」は大学教育において大きな柱になるものと考えられる。また、有珠山噴火からの地域復興過程を実地に見学し、それに携わってきた研究者が正確に説明することは、文系・理系の学生を問わず大きなインパクトを持って受け止められている。
事業風景



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