磯の観察会&スノーケリング教室

  本教室は,身近な海で楽しく遊ぶ方法としてスノーケリングの正しい基本技術をマスターし、海の生態観察を通じて、人を含めた自然の営みについて体験学習し、感性豊かな子どもの育成に貢献することを目的に開催する「地域開放特別事業」の野外教育プログラムです。4年目となる今回のスノーケリング教室には、新聞に募集案内を出す前から4名のリピーターとその友人、それにインターネットで知ったという岐阜県や札幌市からの参加者など12名の申し込みがあり、本教室が着実に定着してきたことを伺えました。

実施日 2006年8月9日(水) 〜 10日(木)
参加者 25人
実施場所 北方生物圏フィールド科学センター 臼尻水産実験所(函館市臼尻町)
事業内容
1日目: 快晴の実験所に、締め切りまでに申し込みのあった25名全員が定刻10時に到着しました。事前に撮影したウエットスーツなど機材の装着マニュアルと、当日実験所前浜で観察できる生き物の生態についてビデオテープを使って説明したあと、家族や学年などをもとに2〜4名づつに班分けし、インストラクター役の大学院生の指導のもと、スノーケルクリアーなど基本技術の学習をお風呂場で行いました。その後、海中観察会に入ると、マコンブやワカメの海中林と、その間や葉上を群れをなして泳ぐ魚(チカ、シワイカナゴ、クロソイ)に、スノーケルを通して生徒の歓声が上がりました。大学院生お手製のカレーライスで夕食の腹ごしらえをすると、いよいよメインイベントの夜の海での観察会です。真っ暗な海中を水中ライトで照らすと、ジッとして眠っているたくさんの魚が目の前に浮かび上がってきます。ゴカイやヨコエビなど光に集まってくる生き物もきます。今度はライトを消して、手で海中を撹拌します。すると、夜光虫で海水が青白く光ります。このように昼間と全く違った夜の海の様子に、参加者はみんな大興奮しました。
2日目: 2日目は、インストラクターの院生をガイドするという課題を出しましたが、基本の観察技術をマスターした参加者は、リクエストされた生き物を次々に発見して説明まできちんとできたようです。若い子の物覚えの良さに、院生たちはしきりと感心していました。

  野外で行うスノーケリング教室を安全にやり遂げることは、労力もリスクも大きく大変な事業ですが、時間が過ぎるのを忘れて夢中になってスノーケリングを楽しんでいる参加者の笑顔を見て、今年も無事やり遂げることができ、関係者は充実した気持ちで一杯になりました。スノーケリング教室の体験をきっかけに、海や生き物の面白さに興味持つ子が現れることを願いつつ、修了証をひとり一人に手渡しして、2006年度のスノーケリング教室を終了しました。
事業風景 海中観察会1 海中観察会2
夜の海での観察会 観察メモ



戻る