北海道大学植物園

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北大植物園を利用した研究活動

一回繁殖型多年生植物オオウバユリの生活史と繁殖生態

 オオウバユリは多年草で、種子から発芽・生長して少なくとも10年近くの長い年月を経て花茎をあげますが、開花・結実した個体はその年に枯死してしまうという一回繁殖型の植物です。

 植物園では、園内のオオウバユリの成長ならびに繁殖様式を解明するために、理学部の学生を対象とした植物生態学実習が行われていて、長い期間のデータを収集し続けています。

 特に、種子による繁殖様式を理解するために、つぼみに袋をかけて花に虫が入らないようにしたり、人工的に授粉を行うなど様々な処理が施されています。

 

園内のオオウバユリ

園内のオオウバユリ

つぼみに袋をかけています。

スズメバチの捕獲調査

 刺されると危険なスズメバチにも寄生虫などの天敵が存在しています。近年、森林の中ではネジレバネという寄生虫が意外と多いこと、新種の寄生線虫が発見されるなど、新しい事実が明らかとなってきています。寄生虫は、女王バチが卵を産めなくなるようにするなど、スズメバチの数の増加を抑制していますが、植物園のような都市部のスズメバチにも同じような寄生虫が存在しているか、スズメバチの増加の抑制に影響を及ぼしているかどうかを確かめるため、園内にわなをかけてスズメバチを捕まえています。

 

スズメバチを捕獲するためのわな

スズメバチに寄生するネジレバネ

 ここで紹介したもののほかにも、園内では多数の実験・調査が行われています。調査が適切に行えるように、調査器具や処理を行っている植物には手を触れないようにして下さい。
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