北海道大学植物園

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植物園スタッフ

 

 植物園長からのメッセージ

  園長 冨士田 裕子

 

 入園窓口では、「敬老パスは使えないのですか?」とよく聞かれます。多くの方が、当植物園が地方自治体の運営する植物園と思っておられるのです。「すみません、ここは北海道大学の植物園なので、パスは使えないのです。」とご説明します。そう、この植物園は北海道大学が運営しているのです。’Boys, be ambitious’ で有名な、かの札幌農学校初代教頭のクラーク先生が「植物学の教育には植物園が必要。」と開拓使に建議したことに端を発しています。ですから、北大植物園は学生の教育・研究の場として利活用するために造られました。最近では、絶滅の恐れの高い野生植物(絶滅危惧種)の遺伝子源の保存*、絶滅危惧植物の繁殖特性や生活史を解明する研究なども行っています。とはいえ、当地に植物園が開かれた明治19年(1886年)から、北大植物園は一般公開をしてきました。植物は人にとって、衣食住すべてにおいて深くかかわっています。その植物の多様な世界の一端を植物園で様々な植物をご覧になって実感していただく、そして札幌市民の憩いの場として利用していただくことが、公開の目的です。
 フラワーガーデンではないので、残念ながらきれいな花をつける園芸植物が多数植えられているわけではありません。しかし、大都市札幌の中心部にありながら、明治の初めにこの周辺がうっそうした森であったことを彷彿とさせる、広葉樹の林が残る貴重な場所なのです。園内は平らではありません。緩やかにアップダウンする地形は、ここが泉の湧く豊平川の扇状地だったことを物語っています。園内の木々の多くは、明治19年の開園当時の個体とその子供たちです。また、園内に点在する木造建築物は、国の重要文化財に指定されている明治時代の西洋式建築物です。さらに、擦文文化の竪穴式住居跡も残っています。
 北海道の開拓の歴史に思いをはせながら、レトロな植物園の中で、ゆったりとした時間を過ごされてはいかがでしょうか。

* : この場合の「遺伝子源の保存」とは、絶滅危惧植物が絶滅しないように様々な保全対応を生育地で行うだけではなく、担保として生育地外である植物園でその植物を育てて遺伝子を絶やさないようにすること。

 

 

スタッフ一覧
教授(園長) 冨士田 裕子 植物生態学
助 教 東 隆行 植物分類学
助 教 加藤 克 博物館史、資料史
助 教 中村 剛 植物分類学・植物地理学
技術専門員 市川 秀雄 博物館担当
技術専門職員 稲川 博紀 庭園管理担当
  大野 祥子 庭園管理担当
  高田 純子 庭園管理担当
  永谷 工 庭園管理担当
  持田 大 庭園管理担当
  高谷 文仁 博物館担当
技術職員 板羽 貴史 庭園管理担当
     
事務職員 大井 芳美 係長級(嘱託)
  峯田 学 係長
非常勤職員 7名 庭園管理補助・受付

 

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