シリーズ1・北大構内の樹木(1991年)

6.イチョウ

 イチョウ(Ginkgo biloba)は、神社、公園、学校、並木などとして各地で植えられ、日本で最もポピュラ−な樹木の1つとなっています。イチョウ科イチョウ属の落葉高木で、大きいものは高さ40m、直径5mにもなるそうですが、札幌では高さ20m、直径1mぐらいが普通です。中国原産で、約1億5千年前にかなり広範囲に分布していたものが、その後の氷河期の到来で、中国の一部で生き延びたということで、生きている化石とも言われます。雌雄異株で、種子はギンナンと呼ばれ、食用になることは皆さんよくご存じと思いますが、黄色の外種皮は悪臭があり、ふれるとかぶれる人もいますので、要注意!

 植物園内にも立派なイチョウが3本ありますが(2本はメス)、北大構内では、北13条通りの約380m(70本程)の銀杏並木が大変すばらしく、札幌市の代表的な並木に数えられています。ここには、戦前、サクラの並木があったそうですが、病害枯死し、昭和11〜15年ごろイチョウが植えられたとのことです。特に晩秋の金色に彩られた時期は絶品で、人々の目を楽しませてくれます。

イチョウ
(Ginkgo biloba)