阿寒国立公園は、大雪山国立公園とともに昭和9年12月4日に、北海道で最初の国立公園に指定されました。面積は90,481haで、阿寒湖、摩周湖、屈斜路湖と趣の異なる3つの湖を中心に、はるかに続く樹海と豊かな温泉が特徴となっています。美幌峠、釧北峠、野上峠、清里峠、双岳台、双湖台などから、湖、火山、樹海を展望することができ、そのスケールの大きさは北海道ならではと言えるでしょう。
さて、阿寒といえばマリモが有名です。マリモは、阿寒湖北岸にそそぐチュウルイ川などの川口付近の水深1〜2mのところに多く、直径6〜15cmぐらいの球形をした淡水藻です。世界的にもごく一部の地域でしかみられず、大変珍しいものです。マリモがなせ丸いのか、どうやって丸くなるのかについては、まだ定説はありません。
さらにこの国立公園の見所は、素晴らしい森林です。その大半は針葉樹林と(エゾマツ、トドマツ、アカエゾマツが中心)、これらの針葉樹に落葉広葉樹を交えた針広混交林です。余裕のある方にはぜひ雄阿寒岳と雌阿寒岳の登山をお勧めします。登山道はこれらの森林帯の中を抜けて、さらにダケカンバ帯、ハイマツ帯と進んでおり、直に森の中歩くことが出来ます。森林限界を過ぎるとメアカンキンバイ、メアカンフスマなど数多くの高山植物を楽しむこともできます。
|
イソツツジ
(Ledum palustre var. nipponicum)
(硫黄山に大群落があります)
|