北海道の屋根といわれる大雪山とは、北海道の最高峰である旭岳(2290m)、北鎮岳、白雲岳、比布岳、北海岳、凌雲岳、黒岳など20あまりの火山の総称です。国立公園地域はこれに東大雪と呼ばれる高根ケ原、忠別岳、沼ノ原、トムラウシ山を加え、さらにニペソツ山、ウペペサンケ山などを含んだ、面積230,894haの日本一の山岳国立公園で、神奈川県の広さに匹敵します(国立公園の指定は昭和9年12月4日)。
さて大雪山の最大の魅力は「高山植物」といえるでしょう。大雪山の高山植物は、100種以上に及び、本州から北上してきたもの、カムチャツカ・千島方面、シベリア・サハリン方面から南下してきたものに分けることができ、さらにここでしか見られない種(固有種)も10数種存在します。これらが随所でお花畑をつくり、その美しさとスケールの大きさは筆舌につくしがたいほどです。大群落をつくる代表的な種として、キバナシャクナゲ、エゾコザクラ、チングルマ、エゾノツガザクラ、アオノツガザクラ、シナノキンバイ、ホソバウルップソウ、コマクサ、タカネスミレ、ハクサンイチゲ、ヨツバシオガマ、エゾツツジ・・・などが挙げられます。そのほか珍しいものとしては、エゾオヤマノエンドウ、キバナシオガマ、エゾマメヤナギ、エゾハハコヨモギ、ダイセツヒナオトギリ、チシマイワブキ、チョウノスケソウ、エゾイワツメクサ、クモマタンポポ・・・などです。
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キバナシャクナゲ
(Rhododendron aureum)
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