昨年9月にサンセットダイビングを挑み、見事観察に成功した“セトヌメリの産卵行動”が3月末に開かれた日本水産学会で発表されましたので、続報として簡単に報告します。このプロジェクトの経緯や成功までの道のりについては、すでに“月刊うすじりNo.41”で紹介してありますので、先ずはそちらをお読み下さい。
学会には、当初メンバー全員で出かける予定でしたが、年度末はけっこう忙しい人が多く、4月から中央水産研究所上田支所に移った安房田特別研究員が置き土産として作成したポスター(下図)を携え、一番暇にしていた宗原が、海外調査開け中1日でひとり参加しました。
会場となった東京海洋大学は、温帯域に生息するセトヌメリにすれば、里帰りするようなもので発表の場所としてはベストロケーション。のはずでしたが、ほどほどの反応でした。「分布北限域におけるセトヌメリの繁殖期、産卵時刻と野外での産卵行動」という生真面目なタイトルを、臼尻実験所のプレゼン小公女(=プリンセス幹子)的発想で、「キターッ、北へ来たヌメリの産卵! -潜水婦はみた-」ぐらいにしておけば良かったかも知れません。
プロジェクトU 挑戦者たち 「舞い上がれヌメリ 北の海原へ」は、現在、投稿論文として原稿がまとめられ、学術雑誌に投稿中です。掲載が決まりましたら、完結編として、今度は「研究成果リポート」で、詳しく報告します。