臼尻、夏のイベント、シュノーケリング教室でのこと・・・



今年も、子どもたちが元気いっぱいに実験所の前浜でシュノーケリングをしています。
時計はそろそろ12時を指そうとするところ。
時間が来たので、Executiveインストラクターの佐藤氏が一声
「時間です。海からあがりましょう。」
その掛け声とともに、生徒たちは班ごとに順番にあがっていきます。
(今年の生徒は、素直に言うことを聞いてくれるから助かるなあ)
そう思っていると・・・

バシャ バシャ バシャ

まだ一人だけ、遠くで泳いでいる生徒がいました。
(まだ一人いた。でもやけ大きい子だなあ、アレっ?)
顔を出すと、なんと生徒ではなく、
フィールドで珍しい生物や生態を高確率で見つけしまう幸運の持ち主、ハンター宗原ではありませんか。
「もう先生!」とみんなタメ息。
しかし、その手にはちゃんとスゴイものが・・・。

それが、上の写真。
今回の大発見はゼリー状の膜に包まれたキアンコウ(おそらく・・・)の卵でした。
流れ藻と一緒に海面に漂っていたそうで、もちろん臼尻で初記録。
深場で海中に放たれた卵塊が、流れ藻と一緒に波に乗って浅瀬に辿り着いたものと思われます。


こちらは、孵化から2週間程度。
頭部の1本の突起は背鰭で、下の2本は腹鰭です。
本当に親とは似ても似つかぬ形態をしています。

その後、餌(アルテミア)を全く食べなかったため、死んでしまいましたが、
おもしろいのは、卵から仔魚が孵化すると同時に、卵を包んでいたゼリーが完全に消えてしまいました。
どういうメカニズムで何のためでしょうか。またひとつ解き明かさなければならない疑問が増えました。

まだまだ、臼尻の海は疑問の種がそこらじゅうに落ちています。
そして、なにより疑問の種を見つけてしまう先生は、やはりスゴイ。
みなさんもたまにはフィールド(外)に出てみてはどうでしょう?




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