出張授業@南茅部高校

文責:堀田

 最近引っ越しをしてコタツのある新生活を送っている堀田です。コタツ最高!

 今回は毎年恒例となりました南茅部高校の生徒さんたちとの授業についてのレポートです。臼尻実験所では年に2回、ご近所にある南茅部高校の生徒さんたちと授業をする機会があるんです。一回目は生徒さんたちが実験所に来るかたちですが、二回目の授業では我々が南茅部高校へ出張いたします!
 数年前まで自分も高校生だったのに、もうなんだか高校生って別の生き物に見えます。オーラが違います。校舎に入るのもちょっと緊張しますね。私だけですかね!

 
 この授業のために宗原先生が用意した実験材料。これがすごいんです。うらやましいです。どーんと豪華に一人一匹!体調70cm前後のアブラツノザメです!実はこのあたりで頻繁に漁獲されます。
 これはみんな喜ぶだろうと思いませんでしょうか。サメやエイの仲間である軟骨魚類は水族館でも人気者。私も軟骨魚類のスケッチは気合を入れて描きました。
 しかし、予想に反して生徒さんたちの反応といえば「気持ち悪い!」と引き気味。素手でサメを配り歩く私にドン引きする女子高生たち(あぁ女子高生にドン引きされた・・・)。
 そうかーこれが水産生以外の普通の反応なのかなぁ。



 さて、アブラツノザメとはどんな魚なのか?
 日本では北海道付近でよく見られる魚で、肝臓からはビタミンAなどを多く含む質の良い肝油が取れるためにサプリメントの原料になっていたりします。肉は練り製品の原料になったり、普通に煮つけとかにしても美味しいらしいです。実は結構身近なものに利用されている魚です。
 最大で1.5 mほどになり、70年も生きるとか。とても長寿な魚です。実はこのサメがいったい何歳なのか、結構簡単に知ることができます。
 この魚には右の写真のとおり、2枚の背びれの一番前のところに太い‘ツノ’があります。このツノはツノザメ科の特徴なのですが、よーーくみると縞模様になっています。この縞模様は木の年輪のようにそのサメの年齢をあらわしていて、縞の本数を数えることによってそのサメが何歳か知ることができます。


 今回の授業では、自分のサメの魚体測定やオス・メスの見分け方、スケッチ、年齢測定などをやってもらいました。みんなに数えてもらった結果、今回授業で使ったサメたちは大体20〜30才くらいの個体でした。目の前のサメは自分たちより長く生きているってことですね。
 
 最初は顔をしかめていたみなさんも最後のほうは余裕の表情でした。
 今回のアブラツノザメのように結構身近に使われている魚の事でも、全然知らなかったということはたくさんあると思います。こういう機会にいやいやながらでも魚に触れて知ってもらえるとうれしいです。ていうか私も勉強になります。
 
 それではまた来年。
 

 

 







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