動物行動学会 in 筑波

文責:佐藤

去る11月末に筑波大学で動物行動学会があったので、参加してきたのだ。
もうあれから1ヶ月も経って、記憶もほとんど曖昧なんですけど
このD論提出で忙しい最中に記事書けって言われたからがんばって捏造します。
うそです。なるべくちゃんと書きます。

今回の僕の発表はヒメイカのメスがオスから渡された精子塊をポイ捨てする様を映像で紹介するというもの
この行動はちょっと前の国際学会(vol53参照)ですでに報告したのですが、
その時はいかんせん行動生態の研究者が少ないということもあり
反応がいまいちだったので、切り口を変えての再チャレンジだったのですが・・・
面白いという話は聞けども、それ以上の話は特に出ませんでした。
発表全体を眺めても僕の研究分野に近い人を見つけるのが困難だったので、今流れは来ていないのかなという印象です。

ってなんか「俺が悪いんじゃない、こんな社会が悪いんだ!」的なこと書きましたが、
自分からまったく積極的に人に話しかけていないので、どう考えても自分の責任です。
ああ、人見知りの性格が腹ただしい・・・
今回も懇親会で自分の居場所が無く、ご飯ばっかり食べてました。
おのれは思春期の中学生か。

これでも成長はしているんですよ
だって前回よりもご飯食べていた時間が短かったもん。
はぁ・・・情けねぇ・・
それでも、交友関係が広い臼尻OBの安房田さんのおかげで前よりは多くの人と話すことができました。
次回はもっとがんばるぞ!(懇親会での立ち回りを!)

さて、今回もいろいろな発表があったのですが、個人的にいちばん面白かったのは
ミヤマクワガタとノコギリクワガタのオスの喧嘩を研究した発表でした。
なんでも、オス間闘争においてミヤマは上から覆いかぶさってつかみ投げる上手投げ、
ノコギリは上手投げもできるが、体の下に潜り込んでつかみ投げる下手投げを主に行うらしい。
そしてミヤマは上からの刺激に反応できず、ノコギリは上、下両方の刺激に対応できるらしい。
このことから、ミヤマは体が小さいと覆いかぶさることも、下から投げることもできない。だから大きくなんなければいけない
一方のノコギリはたとえ小さくても勝てる手段がある(もちろん大きすぎると押し出されてしまう)というものです。

(注)記憶をたどって書いたことなので間違っている可能性があります。特に刺激の方向について


雰囲気はまるで小学生の自由研究ですが、一番分かりやすく、なにより聞いてて楽しかった。
実はこの発表をした方は、僕が以前大学院浪人をしていたときにお世話になった方でした。
受験に失敗し、見知らぬ土地での浪人生活により劣等感の塊というか化身ともいえるほど酷い有様だった僕は、
進学希望の研究室のゼミには出席していたものの、質問はおろか、誰とも一言も話すことなく、まさに空気と化していたのですが、
この方だけは僕を調査に誘っていってくれたり、その調査でコクワガタの顎に指をはさまされたり、
再び受験で落ちたときも電話をかけてくれたりと気を使ってくれました。

久しぶりの再会でしたが、相変わらずの人で本当に安心しました。
「人の研究なんかまったく興味ない」と公言し、僕の発表も見にこないど外道ですが、
流行などに流されず、自分の興味に忠実なところは今まで出合った研究者の中では一番で、
そういうところは、ちょっとしたことですぐぶれる僕にとってはあこがれます。
そんなこんなで、OBの安房田さんとの再会もそうですが、今回は学会が果たす同窓会的な役割を強く味わいました。

さて、最後に研究の傾向などをまとめようかと思ったのですが、
よく考えたら、そんなことは毎回出席していないとできないんじゃね?と思ったので、やめにします。
というか、虫と魚の発表が多かったくらいしか感想が無い。なんていうかみんなばらばら。
もしかしたら日本の研究者は流行とかにあまり流されずに、身近な謎の解明に邁進しているのかもしれません。
ここら辺の感想がしっかりできるくらいに早くなりたいですね。




臼尻top