ゲッツー!!
野球のダブルプレーのことではありません。木村幹子氏と佐藤長明氏、実験所関係者2名が、なんと、栄誉ある賞をそれぞれ受賞し、奨学金と賞金を獲得しました。2009年度を締めくくる快挙をご報告します。
『ゲット1 北海道大学大塚賞!』
この賞は、「本学における男女共同参画事業の一環として、研究者を目指す女子学生育成のため、---。」とあり、大学院博士課程、当該年度修了する女子学生を対象とし、
1. 博士学位論文が特に優れている。
2. 日本学術振興会および民間財団が公募する競争的資金がある
など、7つの項目を参考に、選出される賞です。平成18年度から制定され、毎年10名程度の女性博士に授与されています。
この生涯一度のチャンスに、6月に「Molecular ecological studies on hybridization among the three greenlings (Hexagrammidae): Reproductive isolation and hemiclonal reproduction(アイナメ属3種間の交雑に関する分子生態学的研究:生殖隔離と半クローン生殖)」で学位を取得した木村幹子博士が選ばれました。
授賞式と記念講演が3月末にあります。その時の模様や感想など詳細については、受賞者自身のレポートで、次号以降に誌上報告があるでしょう。楽しみです。
なお、受賞者の奨学金は、なんと500,000円で、無税で授与されます。
『ゲット2 2009年度 エプソン フォトコンテストのネイチャー部門で審査員賞!』
臼尻実験所海外調査隊の専属水中プロカメラマンでもある佐藤長明氏が「2009年度 エプソン フォトコンテストのネイチャー部門で審査員賞」を受賞しました。
受賞作品は、昨年3月にカリフォルニア州モンテレー湾でのカジカ類採集調査の際に撮影したジャイアントケルプで、「音符」というタイトルがつけられています。
審査委員の中村征夫氏によると、
「カリフォルニアに生息するジャイアントケルプという海藻の写真ですが、着眼点がいいと思います。実物は数十メートルにもなる植物の一部分を造形的に捉え、 照明の当て方も計算されています。海中では身体が安定しないので、クローズアップは難しいのですが、作品からは優れたダイビング技術と撮影技術の確かさが 伺い知ることができます。」とあります。
実験所メンバーの感想は、
「浮上途中の減圧停止中に時間つぶしで撮った作品だと思うが、それにしては、素晴らしい。さすがだ。」
「フォトコンテストと言えば、アマチュアだけかと思ったが、プロも応募していいんだ。あれっ、長明さんの本業は、ガイドの方だったかな。」
「確かにプロだよ。だけど、そもそもコンテストというのは、プロ、アマに関係なく、よい作品が選ばれるもんだぜ。」
「カリフォルニアと言えば、空の青さがイメージカラーだけど、3月の水中は暗かったからな。まあリアルでいんじゃないか。グッジョブ(good job)だ。」
と言うことで、実験所メンバーも受賞に納得、絶賛の作品は、以下のURLでご鑑賞下さい。
「おめでとうございます!!」
http://www.epson.jp/ec/campaign/contest/gp/result/1-4.htm
こちらの賞金は100,000円だそうです。(半分は酒税により納入済と思います。)
なお、昨年の調査の様子は、「月刊うすじり」の47号と48号にあります。興味のある方は、こちらもご笑覧下さい。