一年を振り返って
文責:大島
早いものでこの実験所に来て1年が経ちました。配属当初は長いなぁと感じていた1年。今となるとあっという間だったなぁと感じています。ここでこうして折角機会を頂いたので,この1年をじっくりと振り返ってみました。
長い長い春休みを終えて実験所にやってきた当初は実のところ期待と言うよりも不安でいっぱいでした。不安しかなかったといっても過言でなく,結構ネガティブでした。それと言うのも自分の選択に自信が持てなかったからです。自分は入学当初からある研究室に行く!と言い続け,周りも自分もそこに行くと疑いませんでした。しかし,函館に移行してダイビングにはまり,臼尻実習を経てなんやかんやありまして3年生の乗船実習から下りてくると何故か臼尻に行く!と心変りしてました。臼尻での実習でというよりは乗船中に決めたのですからなんだかおかしな話です。ですから自分は本当にここに来たかったのか,何がしたくてここに来たのかという気持ちが強かったのです。そこに更にそれまで1年半過ごした部屋を引き払っていたこと,車なくしては頻繁な行き来もできないこと,北洋研の部屋になかなか入って行けなかったことが輪をかけて不安を煽ったのです。こうした心持はなかなか長く引きずり,多分完全になじめたのはひろめ祭を過ごして夏になってからではないでしょうか。
そんな不安も,居場所ができるにつれて解消されてきました。それは本当に初夏,自分の一番好きな季節が顔を覗かせ始めたころでした。このころには函館キャンパスにも居場所ができ,ひろめ祭りで臼尻の底力を感じられたため,元気が出てきたんではないかと思います。気温が上がってきたことも,きっと大きく影響していますが。また,この時期は本当にたくさんの実習があり,行きつく暇もなくバタバタ動いている感じでした。もともと実習が好きでTAにも興味があったこと,また怒涛の忙しさが不安を消し飛ばしてくれたのかもしれません。このころにはもう臼尻に来てよかった!と心から思っていました。なんてったって楽しいんですから。ここまで研究の話が出てきていませんが,この心情の変化が研究モチベーションにもばっちり影響していました。
振り返ると,春先の潜水はなかなかにキツかったみたいです。常に不安定な精神状態で,冷たい海。慣れないO式ドライ。陸に上がると今度は仔稚魚の命を頂く行為。思い出すと本当に心が折れそうでした。研究の目標もフワフワしており,右も左も分らず闇雲で,何をすれば…。と,ドンドン追い詰められていた気がします。それがある時期からふっと憑き物の落ちたように取り組むことができたのです。これはきっと上にも書いた心情の変化が大きく影響していたのでしょう。自分の中でいろいろなことに折り合いがつき,理解でき,納得できたのではないかと思います。その後,いよいよ卒論取りまとめの時期になると,1年のうちで最もモチベーションの高い時期に入りました。調べれば調べるほど楽しく,何でもかんでもやってやろう!という気持ちになったのです。それもまぁそう思うに至ったことがあったためにこうなったのですが。それはまた別のお話。
そんなこんなでこの1年色々なことがありました。反省する点も多々あります。成長したいこともいっぱいあります。伝えたいこともたくさんあります。やりたいことも山のようです。修士課程の後2年,どこまでできるか。や,全部やったりマス。楽しみです。こうしてスタートの違う今年は一体どうなるでしょうか。前厄の一年。厄を吹き飛ばせるような怒涛の一年になりますように!
長らくお付き合いありがとうございました。最後に,この1年お世話になりました宗原先生をはじめ臼尻水産実験所の皆様,この1年間でお会いした,お世話になりました方々本当にありがとうございました。今後ともご迷惑をおかけすると思いますが,どうぞよろしくお願い申し上げます。