
今月の表紙:「臼尻水産実験所 鮮魚店半日開店!」
臼尻には何年も前からサンプリングした魚たちがこれでもかと保存されている。
全部合わせたら一体どれくらいの量になるのだろうか。
大抵のものはホルマリンやアルコール保存されているのだが、比較的最近に、
実験所に届けられた魚たちはカチカチに凍ったまま、しばらく冷凍庫に保管される。
先日、DNA標本の採集を兼ねて学生実験室の冷凍庫をあさってみると…
大きな大きな冷凍庫の半分が空になるくらいの魚たちが突如出現!
はじめのうちは先生と学生数名で、楽しみながら種同定していたのが、
慎重にDNA標本採取→だんだん口数が減り、元気がなくなる。
前かがみで仕事をしていたため、最後には腰痛が襲ってきた。
学生と言えど、本当に年をとったと感じる瞬間だ。
そんなこんなで、最終的には楽しかった標本処理であるが、感動したサンプルがあった。
今月の表紙に採用されたアイナメ類(クジメ)のサンプルだ。
佐渡島でとってきたこのサンプルは、海水とともに冷凍されていたため、まるで鮮魚のような鮮度!
これならば、鮮魚店が開けそうだ。
あまりにもきれいだったため、この中でもかわいい個体はコレクションにしてしまった。


小さな個体が延々30以上も続く(左)。コブシカジカの稚魚と成魚(奥;右)。
稚魚はオタマジャクシに見えるほど、ずんぐりした体形。

見た目の通りの名前を持つ「アカドンコ」。
図鑑には食用可と記されていたにもかかわらず、かもめたちは彼らに見向きもしなかった。
もしも人間が食べていたら…待ち受けていたのは悲劇なのか?
(文責:山崎)
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