コンブバイトを終えて
文責:鈴木 将太
夏になると、臼尻漁港が朝の三時にはにぎわいを見せている。理由は、南茅部の特産品である、コンブの漁が始まるからだ。この地域のコンブ漁は、天然コンブの他に、養殖コンブもかなりの規模行われている。そして、養殖コンブは、天然同様二年成長させたものと、一年で収穫する速成コンブと二種類ある。漁期の前半は二年コンブ、後半は速成コンブとなっていて、この養殖コンブの量が半端でない(一日で約1,000本)のである。そのため、漁師の方々家族総出でも水揚げ後の処理が追い付かず、多くの家庭が、バイトや手伝いの人を雇っている。今回は、そのバイトとして、7月後半から8月半ばまで手伝わさせていただいた。
最初にもある通り、コンブ漁はなんてったって朝が早い。というよりも、朝の三時には水揚げが完了しているので、おそらく夜の12時ごろから漁師の方々は動き始めているのだろう。もはや、朝なんだか何なんだかよく分からない。それら水揚げされたコンブは、まず洗って付着物を落とし、次にワニピンチではさんで吊るし、最後に乾かす、と処理されていくのだが、私たちはワニピンチという強力な洗濯バサミでコンブを吊るせる状態にするところを任されていた。このワニピンチが、なれないとうまくコンブに食いついてくれないのである。そのため、最初の方は、吊るしてくれるお兄さんを待たせてしまったり、洗い終わって飛んできたコンブが半端じゃない量たまってしまったり、しかも、コンブの成分でワニピンチが滑る滑る・・・たいそうあわただしくさせてしまっていた。
しかし、それも後半になると慣れてくるもので、ピンチをつけるだけでなく、吊るす作業を手伝ったりなど、他の作業に加わることもできるまでになった。
このような生活をひと月近く続けると、なかなか体力を持っていかれるもので、実習等でみんなに何かしら迷惑をかけてしまったかもしれない・・・そこは申し訳ない。朝食作り手伝ったから許して(-_-;)
そんな感じで、養殖コンブの最終日まで手伝わせていただいたのだが、普通の生活をしているだけでは絶対に体験できない貴重な体験をさせて頂いたなと思います。この場を借りて、お手伝いさせていただいた二本柳さんに深くお礼申しあげます。また、紹介していただいた嵐田さんにも感謝致します。ありがとうございました。
ちなみに、頂いた給料は、アドバンス講習に使わせていただいてます。