千葉県柏市にて
文責:富樫
【背景】
先月のことです。
「高崎から柏って遠いの?」
と先生から質問されたことがありました。
その時は、なんでそんなこと聞くんだろう…群馬に用事でもあるのかな?
でも群馬に海ないしな~
とか思いを巡らしていました。
すると、その1週間後
先生「それじゃあ、研究で2週間くらい千葉に行ってもらうから。」
僕 「・・・え!?」(なん・・・だと!?)
というわけで行ってきました東京大学柏キャンパス大気海洋研究所!
【目的】
今回の研究の目的は、ミトコンドリアのDNAをすべて読むことで、カジカの進化について明らかにすることです。
このために宗原先生は長い間サンプルを集めに集め、ついに実行に移したのです!
さらにこの研究は、すべてのカジカの研究のベースとなる非常に重要なものです。
つまり超責任重大!
万が一、山崎さんのサンプルで失敗すれば裁きの雷が降り注ぐでしょう。
でも今回はD3の李さんも一緒に付いてきてくれます。
だからきっと大丈夫!
そんなわけで、期待と不安の入り混じる中、先生・李さんと共に千葉へと旅立ちました。
ちなみになんでわざわざ千葉まで行って実験することになったかというと、DNAを早く、安く、たくさん読むためには次世代シーケンサーというマシンが必要で、うちの水産学部にはそれがなかったからです。
【方法】
柏に着いてすぐに、今回の研究の仲介役を務めて下さった新潟大学の安房田(あわた)先生と合流し、大気海洋研に向かいました。
大気海洋研では武島先生のお世話になりました。
武島先生は、今は主にアユや淡水カジカ・フナといった淡水魚の遺伝子について研究されていて、とても忙しい中、僕たちの面倒を見てくださいました。
その後2日間、研究の進め方などについて相談し、一先ずミトコンドリアDNAを2分割し、ロングPCRによって増幅することになりました。
(ここで宗原先生と安房田先生は実験所に戻りました。色々とサポートしていただき、ありがとうございました。)
【結果】
2分割で始まったロングPCRでしたが、これがどうにも増えない…。
武島先生からのアドバイスを基に色々なプライマーで試してみるも、良い結果は得られず。
これはマズイ…
不安と焦りばかりが募りました。
そんな中、試行錯誤を繰り返し、ついにDNAを4分割することで増えそうなプライマーセットを見つけることに成功しました!!
しかし、すべてのサンプルで成功させるにはまだまだ時間がかかります。
ロングPCRについては臼尻でもできるということなので、ここで一旦臼尻に戻ることになりました。
タイムリミットぎりぎりでしたが、何とか尻尾を掴むことはできた感じです。
臼尻でロングPCRを成功させ、次のステップに持っていけるように引き続き頑張りたいと思います!
【終わりに】
今回お世話になりました先生方、大気海洋研の皆様、ありがとうございました。
特に武島先生にはこの約2週間、つきっきりで指導していただきました。
至らぬ点が多く、ご迷惑をおかけすることが多々ありましたが、おかげで何とか実験を進めることができました。
貴重なお時間を割いていただき、本当にありがとうございました。