表紙『月刊うすじり』100号達成!歴代管理人を称える

20138月号をもって、『月刊うすじり』は、創刊号から数えて100号に到達しました。9年間もよく続いたと思います。そこで、100号を記念して、これまでの管理人を称えつつ、その功績とキャラを振り返ります。

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(上段左)

初代と三代目の管理人、佐藤成祥(さとうのりよし)。創刊号から12号までと30号から40号まで、通産23号を編集した。不審者っぽく見えるが、人畜無害の自称ナイスガイ。在学中は、常人では考えられないドジな奇行を連発してきた。477594に、彼の人柄と行状が残されている。現在、長崎大学で学振特別研究員を務めつつ、自嘲系黒ブログhttp://noricolab.tou3.com/でノリヨシ節炸裂中。

(上段中)

二代目管理人の田中善規(たなかよしき)。通産17号編集。歴代管理人随一のさわやかキャラ。文章も軽やかながら詳細な記述で予想以上に筆達者だった。卒業後は、おなじみのペレット餌料『おとひめ』を販売する日清丸紅に就職。「夜の魚類学会」など、ときたま飲み会リポートを提供する『月刊うすじり』現役東京特派員。

(上段右)

四代目管理人は、41号〜53号までの通算13号務めた坂井慶多(さかいけいた)。サッカー好き魚類系人間。管理人担当に不安を隠さなかったが、記事はかなり面白かった。志望通り北海道の環境アセスメント会社に就職したが、家族の介護などの事情で1年足らずで、佐賀県にUターン。九州同窓会を兼ねた昨年の対馬調査では、直前に祖父が倒れ、ドタキャン。学校の先生として課外活動などでも活躍中。

(下段左)

五代目は、那須俊宏(なすとしひろ)54号から64号まで通産11号の編集を務める。自虐的記事が多い独自の那須ワールドを築く。短期政権だったが、臼尻在籍が1年半だったので、その3分の2を管理人で過ごしたことになる。研究室のメンバーが最少の時代で、苦労が多かったようだ。在学中に網走のホテルマンに転身。元気かなあ!?。また「あの人は今」への再登場が期待される。


(下段中)

六代目は、山崎彩(やまざきあや)。歴代唯一の女王管理人。65号から93号まで、最多の通算29号に君臨。現在、博士課程1年。水中写真に凝り、『写真館』にその一部を披露しているほか、『臼尻 海の生き物図鑑』を大ヒットさせる。近所の会長さんや船頭など、年配に根強いファンが多い。研究に専念するため、管理人を禅譲したが、復権の機会をうかがう。


(下段右)

94号から管理人になった七代目は、修士課程2年の鈴木将太(すずきしょうた)。英語に難があるためか、日本語記事も短めが多い。その分、水中写真でカバーするビジュアル魚類好き系人間。明るいキャラで、毒味の隠し味を好む読者の期待に、どう応えていくか。


『月刊うすじり』の明日

                                                        宗原弘幸

 『月刊うすじり』は、見ての通り、毎号の表紙を含め、3つから5つの記事で構成します。院生の一人がHPの管理人となり、研究室のメンバーが、適宜、記事を書くというスタイルです。所属メンバーが少ない時などは、実験所利用者の方にもゲスト寄稿してもらいました。

 9年間は、ネット社会のテンポを考えると、十分に長い時間です。この間に「ツイッター」や「フェイスブック」など随時更新できる、新たな情報通信手段が流行してきました。にもかかわらず、ぶれることなく『月刊うすじり』を続けて来たのは、明確な目的があるからです。

 それは、水産実験所という大学の中でも特殊な研究室での活動内容を、学生や院生が研究に取り組む様子や実験所周辺の生き物と四季の風景を題材に、大学周辺のみならず、一般の方々にも広く伝えることです。アカデミックな情報発信に努めてきたつもりですが、振り返ると、院生のドタバタが多く、内輪受けの記事が多かったように思います。それでも研究室を希望する学生の増加や、マスメディアや種々の出版関係の方々から水中写真の許諾の問い合わせが、かなりの件数有りました。また、「メイド萌え木村」、「佐藤ドジ祥」など、本人の全く知らないところで、『月刊うすじり』の読者にキャラがバレて、学会で初対面の方とも会話が盛り上がったなど、院生の研究活動の助けになったことも多々あったようです。当初の目的は、ある程度果たされてきたという感触はあります。

 99号までの記事の総数は、約40人の書き手により、*延べ380本になりました。一つの記事は、およそ1500字くらいなので、50万字を超えて、分厚い専門書2冊くらいの量に相当します。全部をお読みになって下さった方には、時間を浪費させて恐縮ですが、感謝の念に堪えません。

 記事の題材となる研究室の年間のイベントのいくつかは、固定化してきました。書き手が換わっても、新鮮味は薄くなりがちです。これからの書き手は、マンネリとの戦いになるでしょう。これには、管理人の企画力に期待するとともに、オリジナルの研究成果をどんどんプレス発表できるようになることが早道かと思います。メジャーリーガーのイチローが節目の4000本安打を放ったのも、この8月。これも何かの因縁。「年齢に対する偏見がなければ、50才まで現役を続けられる」というイチローより先に、『月刊うすじり』が世間の偏見や当局の指示で廃刊ならぬように、大学の品位を保ちつつ、飽きの来ない記事づくりが望まれます。


*『月刊うすじり』の記事が、簡単に遡れるようにSISupplementary Informationとして、目次のExcelファイルを作りました。

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