撮影:阿部


脊索動物門 脊椎動物亜門 
条鰭綱 カサゴ目 カジカ科

ベロ Bero elegans (Steindachner, 1881)


臼尻出現頻度:春○ 夏○ 秋○ 冬○

生態 
 臼尻では年中見ることができるカジカです。潮間帯や浅海の岩礁域に生息し、非常に神経質ですぐに岩陰に隠れてしまうためじっくり観察するには根気が必要です。

産卵期はニジカジカ同様4-5月で、浮石となった石の底面に雄が縄張りを構え、雌を誘って産卵させます。 本種も産卵後に交尾を行いますが、水槽内での処女雌を用いた実験では初回の産出卵は、ニジカジカのようには受精していませんでした。 また、ニジカジカの精子は海水中でも運動活性を示しましたが、本種では運動しませんでした。今後さらに調査が必要な魚種と言えるでしょう。



撮影:阿部

概要

 魚屋さんで“ベロ”と言えばニジカジカを指しますが、標準和名でベロと言えば本種のことを指し店頭にお目見えすることはありません。最大体長(SL)は10-15cm程と、ニジカジカと比べて小さいのですが、稚魚期のニジカジカとベロを見分けるの至難の業です。また、体色は赤、緑、白、灰色など様々で、その環境に紛れ込むような色合いをしています。



                   撮影:宗原(08年4月)

 岩の裏面に産みつけられたベロの卵です。ベロの卵は青色で、産まれてくる仔魚も青い卵黄(卵青?)を持っています。ちなみにニジカジカの卵は黄色いです。




撮影:坂井(08年8月)


撮影:坂井(08年10月)


撮影:坂井(09年1月)

撮影:坂井(09年6月)


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