撮影:田城(09年9月)


脊索動物門 脊椎動物亜門 条鰭綱 タラ目 チゴダラ科
エゾイソアイナメ physiculus maximowiczi

臼尻出現頻度:春× 夏○ 秋○ 冬×


生態・概要
 臼尻では夏から秋にかけて浅瀬の岩礁帯で見ることができます。寒くなると深場に移動しているのか見かけることはありません。水深600m付近での生息も確認されています。性格は臆病で、ほとんど岩の隙間に隠れており、出てくることもめったにありません。そのため撮影も一苦労。北海道では「ドンコ」と呼ばれており、鍋の材料として重宝します。

 スルメイカはマイワシやカタクチイワシを捕食する際に頭を切り落として食べますが、その切り落とされたイワシの頭がエゾイソアイナメの胃内容物から多数見つかっています。エゾイソアイナメはスルメイカから間接的に恩恵を受けているようです。

 北日本沿岸域で見られるエゾイソアイナメはすべて未成熟個体のようです。エゾイソアイナメの卵が伊豆諸島付近で確認されており、死滅回遊魚として北上してきたのか、それとも若魚期の成育場として一時的に北日本に来ているのか今後の調査が必要です。

 また、チゴダラと同種なのか、それとも別種なのか分類学的再検討が行われています。

 



 

                             参考文献   Daiji Kitagawa et al.:Bulletin of the Japanese Scientific Fisheries 51(10)1627-1630(1985)
                                       北川 大二 et al.:東北区水産研究所 研究報告 第54号(1992)



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