黄色植物門 褐藻綱 ヒバマタ目 ホンダワラ科
アカモク Sargassum horneri (Turner) C. Agardh
(撮影: 阿部, 05年 1月)
 空気を閉じ込めた円柱状の袋(気泡)を持ち、その浮力を利用して直立する。臼尻では潮下帯の岩礁域に密生して見事な海中林を作る。長さが10mに達する個体もあり、根元から水面近くまで、魚類類や小型甲殻類の隠れ場所となる。雌雄異株。ホンダワラ科は多年生種が多いが、本種は一年で成熟し流出する。臼尻では7月にはほとんどが枯れてしまうが、切れ落ちたものは流れ藻となり海面を漂ったり岸に流れ着いたりする。流れ藻には魚類や甲殻類の幼生が集まり、岸に漂着したものは小型甲殻類などの重要な餌となる。一生を通じて様々な生き物のゆりかごとなっているようだ。


アカモクの発生段階
(写真・解説 植物学講座 佐藤佳那氏)


未受精卵(スケール500μm)


幼胚の顕微鏡写真(スケール1mm)


幼体(スケール1cm)


アカモク主枝
一つ一つの葉は,それぞれ主枝から伸びる。


アカモクに産み付けられたシワイカナゴの卵塊。発眼している様子が伺える。


アカモク藻体。
切れ込みの多い葉と冠葉を先端に有する気泡が特徴。



撮影:山崎(11年11月)


アカモクの上で休むオキカズナギ。 撮影:山崎(11年11月)





臼尻Top