鳥綱 スズメ目 ツバメ科
イワツバメ Delichon urbica
(撮影:阿部、05年6月)

どういうわけか、今年から6月に実験所周辺でイワツバメが見られるようになりました(南へ渡る前の、秋に見ることはありましたが)。水槽室前にできた水たまりに集まり、にぎやかにドロを飲み込んでいます。きっと近くで巣作りをしているはずです。ツバメたちが飛んで行く方向へ行ってみましょう。



実験所から3分程歩いた臼尻漁港内、
霧の向こうから何やら重厚な建物が見えてきました。
ツバメたちのジュッジュッという鳴き声もそこから聞こえてきます。


中に入ってみると、コンクリートの壁の上の方に、建設中の巣がいくつもありました。
まだ湿気を含んでいる黒い部分は今さっきツバメが吐き出したドロなのでしょう。
大勢のツバメたちの鳴き声が建物内にこだまします。


「人工地盤」と呼ばれるこの建造物、既存の土地を有効活用する目的で整備され、
今年6月に完成したばかり。総工費は8億2千万円。
「人間の皆さん、不景気で苦しんでいる人が多いというのに、
わざわざ僕たちのために莫大なお金を費やしてこんなに立派なおうちを建ててくれてどうもありがとう!」

ツバメたちのにぎやかな鳴き声がそう言っているように聞こえました。


臼尻Top