![]() 撮影:坂井(09年6月) |
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| 脊索動物門 脊椎動物亜門 条鰭綱 スズキ目 タウエガジ科 ムスジガジ属 ムスジガジ Ernogrammus hexagrammus (Temminck et Schlegel) 臼尻出現頻度:春- 夏○ 秋- 冬- |
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| こないだ、「海浜学習」ということで、臼尻小学校のみなさんが実験所に遊びに来てくれました。みんなで長靴をはいて海に入って、潮間帯にはどんな生き物がいるのか観察しました。ここで威力を発揮したのが「手釣り?」です。針の付いた糸を先生が持ってきてくれましたので、その辺にごろごろいる貝を割って餌にしました。いかにも魚が隠れていそうな、岩の隙間や積み重なった石の前にそーっと糸を垂らすと…石の下からぬっと顔を出しましたのはこのムスジガジでした。面白いぐらいに針にかかってくれます。どういう場所に生息しているのか自分の目で確かめられる手釣り?はとってもいい採集方法ですね。他にもベロなんかがかかりました。私もご一緒させていただきましたが、あちこちで「せんせーい、釣れたー!」という声が挙がります。臼尻小学校のみなさん、さすが濱っ子だけあって、魚がどういうところに隠れていそうか、魚の気持ちがわかるようです。釣った魚はバケツに入れて実験室に持ち帰り、写真を撮って放流しました。 | |
| 生態 歩いて入れるぐらいの浅い岩礁帯の石の下などに生息しています。そうとう隙間好きのようです。産卵期は冬から春で、北ほど遅いそうですが、本種は九州から千島列島ぐらいまで生息しているらしいので、臼尻では春先に産卵期を迎えるのでしょう。雄が卵塊を保護する習性がありますが、臼尻ではまだ卵塊を保護している個体を見たことはありません(見つけようとしていないだけで、探したら見つかると思います)。海浜学習は6月24日に行われたので、産卵期はもう終わっているころかなぁ…定かではありません。針につけた貝で釣れたことからもわかるように、ムスジガジは肉食性です。 |
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概要 全長は15cmほどの小さな魚です。目の後ろに3本の黒色帯が斜め下に走っているのが特徴です。頭の上から背中まで、太くて白いラインが入っています。 撮影:坂井(09年6月) |
| 文:木村 | |