撮影:神尾

脊索動物門 脊椎動物亜門 条鰭綱 カサゴ目 クサウオ科
サケビクニン Careproctus rastrinus (Gilbert & Burke, 1912)


臼尻出現頻度:春○ 夏× 秋× 冬○


生態・概要
コンニャクウオ属の魚で、水深100-600mの深い海に生息するとされています。体色は薄いピンク色で、体型はオタマジャクシのよう。 臼尻では4-5月、水深200m程の海底に設置されるエビかごに入り込み、混獲されます。小型の甲殻類を餌とします。

“ビクニン”の名は、比丘尼(びくに:出家した女性)の頭のかたちに似ていることが由来だそうです。 細く伸びた胸鰭は、一部が触覚のような働きをしていて、これを使って海底を探りながら泳ぎます。 この胸鰭には味覚を感じる器官があり、光のあまり届かない真っ暗な深海でも餌を見つけることができるそうです。 うつろな目つきで桃色の身体をくねらせ、ゆらゆら泳ぐ様は怪しい雰囲気をかもしだしますね。

普通食用にはされませんが、食べてみた院生の話では、ゼリー状の身体がすっかり溶けてしまい、味はよくわからなかったそうです。(写真は水槽内で飼育中の個体)






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