
北海道大学は、1876年に札幌農学校として設置され、その後、東北帝国大学農科大学、北海道帝国大学、新制北海道大学を経て今日に至る長い歴史の中で「フロンティア精神」、「国際性の涵養」、「全人教育」及び「実学の重視」という教育研究に関わる基本理念を掲げ、その具体化に努めてまいりました。
21世紀の今日、世界中で紛争や災害が絶えず、世界規模で経済が混乱する中、あらゆる人々にとって世界を住みよいものにしていくためには、グローバルな視点に立ち、持てる英知と技術を結集しなければなりません。
北海道大学は2013年度から学士課程の特別教育プログラムとして、「新渡戸カレッジ」を開校いたしました。明治・大正・昭和前期を通じて国際舞台で最も活躍した日本人である札幌農学校2期生「新渡戸稲造」の精神を21世紀的課題と捉え、国際コミュニケーション力の強化を図るとともに、品位ある自律的な個を確立し、日本人としてのアイデンティティを持ちつつも偏狭な排外主義に陥らない国際性とリーダーシップを涵養する全人教育を行ってまいります。
一方、北海道大学は、2004年度から国立大学法人となり、大学の運営の効率化が求められるとともに、今日の経済状況下において、基盤となる国からの運営交付金も漸減されている状況にあります。
このような状況を踏まえ、北海道大学は、大学の自主性・自立性をこれまで以上に発揮するために、2006年創基130年目の挑戦として、独自の基金を設けることが不可欠であるとの認識に立ち、広く企業、個人、同窓生及び教職員の皆様方にご支援をいただきたく「北大フロンティア基金」を創設いたしました。
北海道大学の建学精神であるフロンティア精神を持って、大志ある人材を育成する覚悟を固めています。私どもの意をお汲みいただき、北大フロンティア基金へのご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
