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学生生活

奨励金

北大には学業・研究に熱心に取り組む学生へ、その成果を称える3 つの奨励金制度があります。 一つは、学部における学業成績優秀等の学生を対象とする「北海道大学新渡戸賞」、二つ目は、本学の全学教育科目自然科学実験において、特に優秀な成績を修め、かつ、本学の目指す全人教育の理念にふさわしい学生を対象とする「北海道大学鈴木章科学奨励賞-自然科学実験-」、三つ目は、大学院博士課程の優秀な女子学生を対象とする「北海道大学大塚賞」です。

北海道大学新渡戸賞

「北海道大学新渡戸賞」は、優秀な学生の育成のため、2005年(平成17年)に設けられました。同賞の概要は次のとおりです。

  1. 本賞は、学部学生が対象です。第1年次における学業成績が秀でており、かつ、人格に優れ、他の学生の模範になると認められる第2年次学生(編入生を除く)に対して、賞状と奨励金(200,000円)を贈呈するものです。
  2. 毎年6月中旬に、学部長からの推薦により、総長が受賞者を決定します。授与式は7月中旬に行われます。

新渡戸 稲造(にとべ・いなぞう) 1862年〜1933年

新渡戸博士は、戦前の日本を代表する国際人・教育者であり、「旧五千円紙幣」の肖像としても広く知られています。1881年(明治14年)に札幌農学校(北海道大学の前身)第二期生として卒業され、開拓使御用掛に席をおき黎明期の北海道開拓にご尽力されました。その後、東京大学に再入学され、さらにアメリカ合衆国やドイツに留学されました。 帰国後の1891年(明治24年)から7年間、母校の札幌農学校の教授として、農政学、英文学等の教鞭をとられるかたわら、当時閉校の危機あった札幌農学校の立て直しと学制改革に取り組まれ、後の北海道大学の基礎を築かれました。 その後、京都帝国大学教授、第一高等学校校長、東京帝国大学教授、東京女子大学学長などを歴任され、人格、社会性、教養を重視した教育によって戦前・戦後の教育界に多大な影響を与えました。また、名著「武士道」による日本の精神文化の紹介、国際連盟事務局次長としての平和文化活動は、博士の名声を国際的に高めることになりました。1996年(平成8年)10月7日、本学創基120周年記念に際して、「新渡戸 稲造博士顕彰碑」(場所:ポプラ並木横・花木園内)が同碑建立事業会から寄贈され、同日除幕式が行われました。

北海道大学鈴木章科学奨励賞-自然科学実験-

「北海道大学鈴木章科学奨励賞-自然科学実験-」は、本学の全学教育科目「自然科学実験」において、特に優秀な成績を修め、かつ、本学の目指す全人教育の理念にふさわしい学生を表彰するため、2011 年(平成23 年)に設けられました。同賞の概要は次のとおりです。

  1. 本賞は、本学の全学教育科目「自然科学実験」を履修する第1年次学生(再履修者は含みません)で、当該実験において特に優秀な成績を修めた者に対して、賞状と記念品を贈呈するものです。
  2. 学期毎に、高等教育推進機構長が受賞者を決定します。授与式は3月に行われます。

鈴木 章(すずき・あきら) 1930 年〜現在

鈴木章先生は、昭和35(1960)年北海道大学大学院理学研究科博士課程を修了後、昭和36(1961)年同工学部合成化学工学科助教授、昭和48(1973)年同応用化学科教授に昇任され、平成6(1994)年停年退官の後、北海道大学名誉教授となられました。 その後平成6(1994)年から岡山理科大学教授、平成7(1995)年から平成14(2002)年まで倉敷芸術科学大学教授を務められ、先生のライフワークであります有機ホウ素化学の研究を展開されました。 この間、昭和38(1963)年から2 年間、H. C. Brown 研究室(米国Purdue 大学)博士研究員として、ハイドロボレーションという化学反応やそれによってつくられる有機ホウ素化合物に関する研究に従事されました。帰国後、有機ホウ素化合物を使った新しい合成法の研究に精力的に取り組まれ、実用的反応開発を目指して世界をリードする卓越した業績を挙げられております。 中でも昭和54(1979)年に発表されたパラジウム触媒を用いる有機ホウ素化合物のクロスカップリング反応は、幅広い分野に多大な影響を及ぼし、"Suzuki coupling 反応"として世界的に広く知られております。これらの研究成果が、合成化学の発展に極めて顕著な貢献を果たしたとして高く評価され、平成22(2010)年の「ノーベル化学賞」を受賞されました。 反応は広範な一般性と実用性を有しており、医薬、農薬、液晶、有機EL といった私達の身近な製品の開発に用いられるなど、先生の研究成果は、これからも学術と社会の発展に大きな貢献を果たしていかれるものです。

北海道大学大塚賞

「北海道大学大塚賞」は、本学における男女参画事業の一環として、研究者を目指す優秀な女子学生育成のため、2005年(平成17年)に設けられました。同賞の概要は次のとおりです。

  1. 本賞は、大学院博士課程(博士後期課程及び博士一貫)最終年次学生(原則として留年者を除く。)で、研究者を目指し、当該年度内に修了する女子学生に対して、奨励金(500,000円)を給付するものです。
  2. 毎年1月下旬に、研究科長(学院長を含む)からの推薦により、教育改革室で審査し、総長が受賞者を決定します。授与式は3月下旬に行われます。

大塚賞とは

本賞は、本学名誉教授の大塚 榮子(おおつか・えいこ)先生に因んでいます。 大塚先生は、1958年(昭和33年)3月に本学医学部薬学科を卒業、1963年(昭和38年)3月に本学大学院薬学研究科博士課程を修了され、薬学博士の称号を授与されました。その後、アメリカ合衆国ウィスコンシン大学、本学、大阪大学の勤務を経て、1984年(昭和59年)2月から本学教授に就任され、1999年(平成11年)3月に退官され、本学名誉教授として現在に至っております。退官後は、2001年(平成13年)4月から3年間、独立行政法人産業技術総合研究所にフェローとして勤務されました。 この間、「日本薬学会奨励賞」、「高松宮妃癌研究基金特別学術賞」、「秋山記念生命科学振興財団賞」、「日本薬学会学術賞」などを受賞され、1996年(平成8年)には「核酸の合成と機能に関する研究」により「日本学士院賞」を受賞されました。 また、2005年(平成17年)7月28日には、独立行政法人産業技術総合研究所から、同研究所の発展に貢献された功績が高く評価され「名誉フェロー」の称号が授与されました。先生は、同称号の第1号の被授与者となります。

 

問合せ先 学生支援課奨学支援担当(高等教育推進機構4番窓口) 電話:011-706-7530・7531

 

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