Instrumental Analysis Division, Equipment Management Center

Creative Research Institution, Hokkaido University

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アミノ酸組成分析をご依頼の方へ

《アミノ酸組成分析》

-もくじ-

分析の概要

分析項目

参考文献

 

使用機器

分析手法の比較

試料の調製方法

受付場所と申込方法

加水分解について

分析データ出力例

 

試料の調製方法

おことわり

  • 感染性・放射性のサンプルや、危険有害性のため特別な取り扱いが必要なサンプルは分析できませんので、ご了承ください。

分析に使用する試料量について

  • ニンヒドリン法によりペプチド中の残基数が1 個のアミノ酸を正確に定量するには、ペプチド成分として2 nmol以上が必要です。極端に組成が偏ったペプチド(コラーゲン等)以外であれば、ペプチド成分として50 μg程度となります。
  • 当方で加水分解操作(有料)も行う場合、1 回の加水分解に使用する量はペプチド成分として100~数100 μgになります。
  • 装置に導入する時にデッドボリュームが生じますので、最大でもサンプル全量の5 割程度までしか分析することができません。
  • 遊離アミノ酸の分析では、保持時間の変動を抑えるため分析用のバッファーで3 倍以上に希釈して分析を行います。アミノ酸量が微量で希釈を避けたい場合には、あらかじめご連絡ください。

提出していただく試料について

  • 基本的にサンプルは乾固し、ペプチド成分として数mg程度を1.5 mlチューブ(推奨)などの密閉した容器に入れお持ちください。再現性を得るため、不均一な固体試料は、凍結乾燥後に粉砕していただくなどで、均質な粉末にしてお持ちいただくことをお勧めします。
  • サンプル量の全量が極端に微量な時(100 μg以下)はこちらで秤量することはできません。サンプル量が少ない場合は1.5 mlチューブまたは加水分解用試験管(パイレックス12 x 120 mm;試験管はこの大きさ以外受け付けられません)の底に乾固してお持ちください(水洗後500 ℃で4 時間以上加熱処理した加水分解用試験管は当室にも用意があります)。
  • 溶液のときはぺプチド成分が1~5 mg/ml程度の濃度になるように調製し、1.5 mlチューブ等の密閉容器に入れお持ちください。ガラス製の試料管はペプチドが吸着することがありますので、微量サンプルのときにはご注意ください。
  • こちらで秤量をおこなえないような微量サンプルや溶液サンプルである場合は、申し込み用紙にサンプル量についての情報(ペプチド成分がどの程度含まれているか)を必ず記入してください。

試料の前処理について

秤量・加水分解・フィルター処理 (有料)

【秤量】

100 μg以上の量がある固体サンプルについて行います。サンプル全量を用いる場合や加水分解用試験管(12 x 120 mm)に入れてお持ちになるときは必要ありません。また、元サンプル中のアミノ酸含有量が必要ではなく、アミノ酸組成比のみを求める場合は、秤量を行う必要はありません。サンプル量の全量が極端に微量な時(100 μg以下)はこちらで秤量することはできません。

【加水分解】

特にご指定がない場合、標準の水解処理は高真空脱気下、6 N塩酸(フェノール0.1 %添加)中、110 ℃、24 時間 (3) で行います。ただし、分野により求められる条件が異なる場合がありますので、先行文献をご確認の上、加水分解条件を指定してください。加水分解後はエバポレーターで乾固し塩酸を除きます。 ご自身で相当の処理を行ってあれば、こちらでの処理は致しません。 加水分解につきましてはこちらもご参照下さい。

【フィルター処理】

糖タンパクなどの水解処理ではフミン酸等の不溶物が出てきますので、そのような場合にフィルター処理を行います(5000 NMWL)。 また、生体試料の除タンパク操作として行いますが、ご自身で相当の処理を行ってあれば、こちらでの処理は致しません。

内部標準物質の添加

アミノ酸の定量を希望される場合に加水分解乾固操作等でのロスに備えn-Leuを内部標準物質として加えます。各アミノ酸の組成比を調べる目的の時には必要ありません。必要な方は申込用紙のn-Lに印をつけ分析時にご指定ください。

あらかじめ利用者の方がサンプルに加えたn-Lも分析可能です。

※ n-Lは生体アミノ酸分析では分析できません。

脱塩について

当室では脱塩操作は行っておりません。多量の塩が存在すると加水分解中に副反応が起こる他、カラムによる分離に悪影響を与えます。特に水系溶媒で大量の素材を抽出し濃縮したサンプルなどの場合は、あらかじめ脱塩操作を行っていただかないと、カラムを劣化させていまい、カラム再生に多額の費用がかかることがあります。