北海道大学は,学士号を授与する日本最初の大学である札幌農学校として1876年に創設されました。初代教頭のクラーク博士が札幌を去る際に学生に残した,「Boys, be ambitious!」は,日本の若者によく知られた言葉で本学のモットーでもあります。
 北海道大学は,130余年の歴史の中で教育研究の理念として,「フロンティア精神」,「国際性の涵養」,「全人教育」,「実学の重視」を掲げ,現在,国際的な教育研究の拠点を目指して教職員・学生が一丸となって努力しています。


教育の充実と国際化
 北海道大学は,全学教育・専門教育を通じて,専門的知識の習得と主体的かつ総合的な人格形成を図り,全人的な教養を身につけた人材を育成しています。
 また,魅力ある教育研究プログラムの充実に力を入れるとともに,厳密な成績評価と単位の実質化を図り,外国語による教育を推進し,国際的な教育研究拠点となることを目指しています。

研究の国際化
 北海道大学は,大学院重点化により,教育研究の基盤を強化するとともに,大学院において学生と教員の所属組織を分離し,先端的・学際的な研究と知識の教授を行うことを目的とした学院・研究院構想を推進して,柔軟で効率的な教育研究組織を形成しています。 
 これにより,分野の垣根を越えた研究プロジェクトによる研究拠点の創設や,国際的な研究教育連携を活発に行い,世界的な研究拠点へ成長することを目指しています。

社会との連携
 北海道大学は,社会への情報発信や地域との交流活動拠点としての東京オフィス・北京オフィスの活用や,ホームページ・広報誌の充実,高校生を対象としたオープンキャンパスなどの入試広報,公開講座や教員の講義ノートを世界へ発信するオープンコースウェアの充実など,本学への理解を得られるよう,多様な事業を展開しています。
 また,創成科学共同研究機構や先端生命科学研究院附属次世代ポストゲノム研究センターなど,地域・産業界との共同事業・共同研究の拠点を多数有し,それらの研究成果を社会へ還元し,社会との連携強化を図ります。

創基130年目の挑戦
 北海道大学は,大学の自主性・自立性をこれまで以上に発揮するために,2006年創基130年目の挑戦として,自らの努力はもちろんのこと,広く企業,個人及び同窓生の方々にご支援をいただくため「北大フロンティア基金」を創設しました。
 北大フロンティア基金では,教育研究基盤の充実を図り,とりわけ優秀な人材の育成のため学生支援を中心にした活動を行い,地域社会や世界に貢献できる大学を目指しています。
 北海道大学は,建学の精神であるフロンティア精神を持って,多くの皆様方のご協力を得ながら,大志ある大学改革を進めていきます。
(詳細は本学ホームページをご覧ください。)



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