「高等教育機能開発総合センタ−」には,E棟1階の学務部事務室前とE棟2階・3階に投書箱「学生の声」を設置し,記入用紙も置いています。みなさんが疑問に思う事や改善してほしいと思う事など,寄せられた意見・要望は,回答(対応)を添えてセンタ−E棟1階のK告知・学生一般関係掲示板に掲示しています。ここにその一部を紹介します。 |
履修関係 |
・学部1年 出張で休講になった授業をなぜ補講とかで補わないのか,平日の祝日以外で中止になる授業は回数を補うのが筋ではないか。 |
・回答(対応) 全学教育では,学事日程の中に休講等で授業を行えなかったときのために補講期間を設けています。補講実施の有無については,担当教官の判断になりますが,このような意見があったことを授業担当教官に伝え,補講を行うように要請します。 |
・学部1年 日頃,受講していて思うのは,出欠席が単位認定の上でかなりウェイトを占めている講義が多いことである。そこで,僕自身が感じたことは,なぜ出欠席が評価に関わるのか,自分自身が講義で取り扱う内容を理解している,または独力で理解する自信があるならば欠席してもよいのではないかということである。もっとテストによる評価を重要視,テスト一発勝負型に移行すべきだ。テストは,本人が講義目的を達成しているかどうかを如実に表すきわめて単純でベストな方法であると僕は考えている。 僕が求める回答は以下の事柄について @ 出欠席を評価対象にし,重要視する理由 A @に関連し,テストだけで評価する講義が少 ない理由 お手数でありますがよろしくお願いします。 |
・回答(対応) 1)出欠席を評価対象にし,重要視する理由 北海道大学の教育理念のひとつに「全人教育」があります。たしかに,大学の重要な使命は知識の伝授であり知識の取得の程度を計ることに限れば,テストによるのが一番効率がよいと思われます。しかし,知識の伝授は,大学の役割の一部にしかすぎません。講義に出席して,教官の人柄にふれ,質問し,共に机を並べている学生達の姿を見,意見を交わすことも大切です。それによって,知識は単なる学力ではなく,生きた知識としての力を獲得するのです。 「全人教育」以外の北海道大学の教育理念は,「開拓者精神」と「国際性」です。いづれも独りで書物やコンピュ−タを相手にしているだけでは養われないものです。そのためには,人々の間に立ち混じりながら,異なった価値観や考え方に接し,疑問を抱き,意見を戦わせながら知識を獲得していかなければなりません。そのようにして北大生らしい人格が形成され,教育機関としての北海道大学がその役割をはたすことができるのです。 2)テストだけで評価する講義が少ない理由 講義を担当する先生方が,上にあげたような考え方をしているためと思われます。 |
その他 |
・学部1年 入学願書の郵便の中に「エルムの学園」や「北大生の生活」を入れてください。 2年前は入っていたのに,昨年は入っていませんでした。受験生に北大の良さを具体的にアピ−ルすることは,経費にせせこましい節減だけでは味気ないです。 |
・回答(対応) 大学案内誌の「エルムの学園(現「北海道大学」)については,受験生等からの請求に基づき郵送料を負担願って配付しているものです。 「学生募集要項」(入学願書付き)を請求する際,事前に電話等で照会のあった方には,大学案内誌もあわせて送付していますが,単に「学生募集要項請求」とされた場合には,学生募集要項のみを送付しております。なお,学生募集要項の中には,大学案内誌の請求方法が記載されておりますので,後から大学案内誌を請求することも出来ます。また,「北大生の生活」については,大学が発行しているものではなく,生協(北海道大学生活協同組合)が発行して送付しているものであり,学生募集要項等と一緒に送付することは出来ないことをご理解ください。 |