ここ数年、自己啓発セミナーの勧誘を受けた学生が被害を被る事例が増えています。
「学生の意識調査です」などと声をかけられたり、「今ちょっといいですか、簡単なアンケート調査です。ご協力を」などと呼びかけ、「今やりたいことがありますか?、……自分に疑問を感じることはないですか?……本当の自分を見つけてみませんか」などと声をかけられたことはありませんか。
このような調査回答依頼には、セミナーへの参加勧誘が目的の場合がかなり多くなっています。このような調査で、電話番号を教えると後日電話での呼び出し、勧誘が行われることが多いことから、電話番号を簡単に教えることはしないようにして下さい。
最初の無料セミナーでは、2〜3人の関係者が1人の参加者を取り囲み、次の段階のセミナーへの参加契約を勧める場合もあります。学生が未成年でも、親の同意なしに契約が済まされてしまったこともあり、セミナーへ参加したことは、誰にも口外しないよう云われることもあるようです。
最初は無料でも、その後のコースでは8万円、30万円を超える参加費用となり、友人や金融機関から借金して支払った学生もいました。
参加勧誘には、セミナーの受講生(学生)を使い、新規の顧客を開拓しています。ちょっと面白そうだから、話を聞いてみようとか、一回だけ参加してみようとか、軽い気持ちで誘いに乗らないよう注意して下さい。
また、自己啓発セミナーと気付かず無料セミナーに参加した場合も、絶対次のセミナーへの参加を承諾しないで下さい。
なお、学外、学内で勧誘されたり、そのような場を目撃した方は、高等教育機能開発総合センター1階1番窓口へお知らせ願います。 |
(関連記事 えるむ第96号掲載)
http//www.hokudai.ac.jp./bureau/gakumu/erumu/erumu-no96/seminar.htm |
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(学務部学生課) |
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