現在は、大学を休学しながら会社を経営しています。事業のテーマは「学生マーケットのトータルソリューション」。進学・学生生活・就職をキーワードに学生と企業の橋渡しになりたいと思っています。主力事業は学生情報誌「CUBET(キューベット)」の発行で、一風変わった学生生活を送る学生を描いた「ぶっ飛んだ学生」や、学内や街角の学生をスナップした「ガクセイスナップ」等が人気です。生協さんの協力で学内の生協各店に設置して頂いているので是非一度、読んでみてください。サークルのイベント情報なども随時受け付けています。
 今後は、「就職」に焦点をあてた事業を展開していきたいと思っています。雇用のミスマッチが叫ばれる中で、学生の内に実社会の一端を垣間見る事のできるインターンシップを展開したいと思っています。従来のインターンシップのように、企業と学生をマッチングして終了するものではなく、しっかりとした事前研修や就業体験を形にするフォローアップ研修を取り入れたものにする予定です。私自身、会社を興してから「この業界って実はこんなんだったんだ!」と、驚くことが多々あるので、社会に出る前に社会を少しでも知るということは有意義なことではないかと考えています。そういったことの手助けをしていきたいと思います。

 北大へは一昨年3年次編入で入学しました。もともとは簿記の専門学校に通っていましたが、会計そのものよりも経営全体へと興味が移り編入学を決意しました。編入後、他の学部や学校との接点の少なさに疑問を抱き、学生がもっと多く交流できるような「場」を創りたいと思うようになりました。もともと思い立ったらすぐに行動に出てしまうタイプなので、色々考えた結果、学生向けのポータルサイトに挑戦しましたが、なかなか知ってもらえず上手くいきませんでした。やはり手にとって分かりやすい紙媒体を先に作ろうということになり、学生が情報交換できるような情報誌を作ることにしました。もちろん、媒体の発行で終わるつもりではなく、様々な事業を展開したいと考えていたので、多くの社会人の方々の支援を受けながら有限会社キューベットを設立しました。徐々に発行部数も拡大し現在50,000部発行しています。今では道内の大学・短大・専門学校・高等学校約300校に配付・設置している他、北海道新聞社さんの協力を得て一部の学生さんの家に直接配布しています。

 「自分の好きな事をしたい」というのも起業したきっかけの一つです。結局、私は休学し今では大学に戻れるかどうか分からないほど忙しい毎日を送っているのですが、学生の内だからこそやれる事は数多くあると思うので、変に躊躇せず色々なことに挑戦していくことが重要だと思います。私は高校卒業後、海外で生活していたことがあり、そこで人の温かみや優しさに触れました。多くの人に出会い、様々な刺激を受けることで成長できたのだと思っています。キューベットという会社が、学生の皆さんの「発表の場」「交流の場」となれるように頑張っていきたいと思います。




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